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9月にV9狙う寺地拳四朗が開催地京都の首長らを表敬訪問「余裕で勝てるだろうけど油断せずに」と自信満々

[ 2021年7月19日 16:34 ]

京都府庁に西脇隆俊知事(左から5人目)を表敬訪問した寺地拳四朗(同7人目)
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(29=BMB)が19日、京都の府庁、市役所、商工会議所を訪問し、9度目の防衛戦(9月10日、京都市体育館)快勝を誓った。西脇隆俊知事との懇談では「余裕で勝てるだろうけど油断だけはせずに自分のボクシングができるように頑張ります」と並々ならぬ自信を示した。15年12月に京都府乙訓郡大山崎町の大山崎体育館で日本同級王座を獲得しているものの、出身地の京都で世界戦に臨むのは今回が初めて。3カ所のあいさつ回りを終え「こういう行事で気持ちが盛り上がる。地元で試合ができるのはありがたい」と意気込みを新たにした。

 練習拠点の三迫ジムでは週3回のスパーリングをこなすなど既に調整を本格化させている。試合が決まったボクサーにとって“定番”とも言える体力強化の走り込みキャンプを実施していない。その意図を問われ「実戦の方が大事かなと思う」と説明。対戦相手との距離を適切に保ち“打って、打たせない”スタイルを身上とするだけに、その感覚を磨くことに余念がないようだ。もちろんロードワークは欠かさず、毎日10~15キロを走る。「お昼ごろに走ることもありますけど、今日なんかはヤバいですね」。この日の京都市内は35度超で今年初めて猛暑日となった。スタミナ強化は暑さとの戦いとなりそうだ。

 開幕目前の東京五輪については「注目競技?全然ないですね。スポーツをあまり見ないんですよ」と苦笑い。9度目の防衛戦へ向けて技術を磨くことに集中している。

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2021年7月19日のニュース