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尚弥は大谷級スター!20日防衛戦「あえてKO勝ち狙わず流れの中で倒す」

[ 2021年6月19日 05:30 ]

WBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ    統一王者 井上尚弥《12回戦》 IBF1位 マイケル・ダスマリナス ( 2021年6月19日    米・ラスベガス )

公式会見に臨んだ井上尚弥(左)とマイケル・ダスマリナス(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 WBA5度目、IBF3度目の防衛を目指す井上尚弥が17日(日本時間18日)、公式会見に臨み、「あえてKO勝ちは狙わないで、流れの中で倒す」と意気込みを語った。

 会見の最初の質問でいきなり4団体統一について問われ「バンタム級No・1を示すには4つのベルトが必要。その4つのベルトを獲るように心掛けています」と淡々と回答。統一戦への関門となるダスマリナスについては「凄く、いいヤツです」と印象を語り、「でも、いい雰囲気を持っている選手ほど、リングでは牙をむいてくるので油断しないように」と気を引き締めた。

 モンスターの認知度は米国でも高まり、米興行大手トップランク社の期待も大きい。ボブ・アラムCEO(89)は「プロモーターにとって彼はまるで魔法だよ。英語を話せるかどうかではなく、素晴らしい才能が彼をスーパースターにする」と井上を絶賛。「(大リーグ)エンゼルスのあの子、ベーブ・ルースに例えられる彼がどれくらい英語を話せるか知らないが、あれだけの才能があれば関係ないんだ」と大谷翔平を引き合いに高いスター性を強調した。大谷とプライベートで食事に行くなど交流がある井上は「自分のボクシングを評価してもらったことはありがたい」と喜んだ。

 前回のラスベガスは無観客だったが、今回は観客が入る。「お客さんの前で試合ができるのはうれしい。練習してきた全てのテクニックを見せたい」。まずはリング上での圧巻のパフォーマンスでファンの心をつかみにいく。

 ▼マイケル・ダスマリナス やるべきことは全てやってきた。準備はできている。良い戦いをするために必要なことは何でもする。井上尚弥という偉大なファイターと戦う機会を与えられたことに感謝しています。

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2021年6月19日のニュース