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尚弥 異例の2戦連続1億円超マッチ ドネアとの再戦実現すればさらにアップも

[ 2021年6月5日 05:30 ]

WBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ   井上尚弥―マイケル・ダスマリナス ( 2021年6月19日    米ラスベガス )

オンラインで取材対応した井上尚弥
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 井上尚弥が4日、オンラインで会見し、2週間後に迫ったダスマリナスとの防衛戦へ意気込みを語った。すでにスパーリングを打ち上げ、9日の渡米に向けて調整中。挑戦者は長身サウスポーだが「一発に気をつけ、攻め急がずに崩したい。ゆっくり調理しようと思ってます」と自信に満ちた表情で話した。

 米ラスベガス2戦目の今回も軽量級では破格の待遇で迎えられる。大橋会長はファイトマネーが前戦に続いて100万ドル(約1億1000万円)であることを明かした。過去、日本人の最高は94年の薬師寺保栄―辰吉丈一郎戦の両者への1億7000万円と言われており、2戦連続の1億円超えは異例。「豪快なKOで勝ってバンタム級ウォーズを盛り上げてほしい」と期待した。

 ダスマリナス戦をクリアすれば、次は統一戦が既定路線。先月末にはノニト・ドネア(フィリピン)がWBC王座を獲得し、井上との再戦を訴えた。井上は「自分が目指す4団体統一には必要なベルトなので、そこは必然的に」と意欲を示す。19年11月に死闘を演じた相手との再戦となれば、ファイトマネーがさらにアップする可能性もありそうだ。

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2021年6月5日のニュース