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最後は左ストレート一発!黒田斗真、涙のバンタム級T優勝「僕なりにK―1を盛り上げていく」

[ 2021年5月30日 16:46 ]

K―1 WORLD GP 2021 JAPAN~K―1バンタム級日本最強決定トーナメント~   ○黒田(1R31秒、KO)壬生狼● ( 2021年5月30日    神奈川・横浜武道館 )

<K-1WORLD GP 2021>K-1バンタム級日本最強決定トーナメント決勝戦、1回、壬生狼をKOで破りガッツポーズを見せる黒田(撮影・会津 智海)
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 8人が参加したバンタム級日本最強決定トーナメントは黒田斗真(20=心斎橋チームレパード)が制した。Krushバンタム級王者の壬生狼一輝(19=力道場静岡)との決勝は左ストレート一発で仕留めた。

 リング上で金テープを浴びると目頭を熱くした。「魔裟斗さん、武尊さんみたいになれるか分からないが、僕なりにK―1を盛り上げていくのでよろしくお願いします」とトーナメント覇者の自覚を口にした。

 1回戦から左が猛威を振るった。長身の池田幸司(23=ReBORN経堂)には主導権を奪われたが、1Rに前蹴りに合わせた左ストレートでダウンを奪い、形勢逆転。2Rは左膝蹴りを顔面に叩き込んで1回戦唯一のKO勝利を収めた。松本日向(22=三軒茶屋シルバーウルフ)、との準決勝でも1R、2Rに左ストレートで倒して、文句なしの判定勝ち。優勝候補に名前の挙がらなかった男が下馬評を覆した。

 優勝候補の筆頭とみられていた壬生狼は際どい試合が続き、1回戦が2―1の判定、準決勝が延長にもつれ込んで3―0の判定。なんとか決勝まで駒を進めたが、決勝ではプロ13戦目で初黒星となった。

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2021年5月30日のニュース