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“NEW拳四朗”へ「健康」宣言 飲酒による不祥事乗り越え8度目の防衛へ「良い内容で勝ちたい」

[ 2021年4月6日 05:30 ]

オンライン公開練習でサンドバッグ打ちを行う寺地拳四朗(三迫ジム提供)
Photo By 提供写真

 WBC世界ライトフライ級王者・寺地が“ニュー拳四朗”をアピールした。8度目の防衛を目指す久田戦に向けての練習を5日、オンラインで公開。「ただ勝つだけでなく、KOだったり、圧勝だったり良い内容で勝ちたい」と1年4カ月ぶりのリングへ意気込んだ。

 本来なら昨年12月に対戦する計画だったが、自身の飲酒による不祥事で延期。3カ月のライセンス停止処分も受けた。謹慎、社会奉仕活動など、自分と向き合う時間を経て成長。以前は計量後に食べる高級牛肉やスイーツの話題で盛り上がったが、「今はそういうのはちょっと…。健康に生きようと思っているので」と笑った。

 抜群の距離感が最大の武器だが、指導する三迫ジムの加藤健太トレーナーは「重心を下げ、攻守の切り替えに継続性が出てきた」とボクシングでの進化も明かした。処分解除後からスパーリングも開始し、現在は「自分の動きを極める」をテーマに総仕上げの段階。目標とする13連続防衛記録の日本記録更新へ、“みそぎの一戦”から再スタートする。

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2021年4月6日のニュース