亀田和毅はKOしない宣言 5・5大阪での再起戦へ練習公開「1ラウンドでも多く戦う」

[ 2021年4月6日 16:42 ]

シャドーボクシングする亀田和毅
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 プロボクシングの元世界2階級王者で、亀田3兄弟の三男、亀田和毅(29)が9日、所属の3150(サイコー)ファイトクラブで練習を公開し、再起戦でKOを狙わないと宣言した。

 「フル(ラウンド)で戦うつもり。1ラウンドでも多くリングで戦って次につなげたい。(相手が)倒れたら倒れたでいいけど、そんなにKOを狙っていない」

 意外な発言が飛び出す背景には切実な理由がある。コロナ下では直接対面をなるべく避けるのが望ましいとされる上、関西は東京ほど選手層が厚くない。そのため元世界王者の実力に見合うスパーリング相手を探すのも、ひと苦労だ。本格的な実戦練習は週1回のペースになる見通し。5月5日の試合まで残り約1カ月間で「スパーは(合計で)20ラウンドぐらいかも」と表情を曇らせる。「もちろん今まででいちばん少ない。シャドー(ボクシング)とかイメージトレーニングでやっていくしかない」と調整に苦労している。

 19年7月にWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦で正規王者レイ・バルガス(メキシコ)に判定負けして以降、試合から遠ざかっている。「2年も試合をしていない。大阪では8年ぶりだし、メチャメチャ楽しみ」。三宅寛典(32=ビッグアーム)と対戦するノンタイトルの56・5キロ契約8回戦は実戦勘を取り戻すための貴重な機会となる。再起戦は、兄・興毅会長(34)が開設した3150ファイトクラブ初興行のメインイベント。興行的には、ど派手にKOで締めるのが理想かもしれない。だが、和毅の「1ラウンドでも多く…」という言葉は偽らざる本音だろう。

 そして今後の展望についても語った。

 「今年で30歳。そんなに時間はない。(現役は)あと3~4年。悔いなくガンガンやりたい」

 現在はWBA世界フェザー級(リミット57・1キロ)で12位にランクされているが、かつてWBC暫定世界王座を獲得したスーパーバンタム級(同55・3キロ)で活動する方針。「(再起戦をクリアし、スーパーバンタム級の)世界ランクに入って、次の試合でもチャンスがあれば、交渉がまとまれば世界戦にいきたい」と早期の王座返り咲きに意欲をみせる。

 標的には先日、ウズベキスタンで岩佐亮佑(31=セレス)を下したWBAスーパー&IBF世界王者ムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)を挙げた。「いちばん強いチャンピオンに勝って返り咲きたい。試合は見ました。まとまった選手でパンチもあるけど、弱点はありそう。さらに研究したい。試合を組んでもらえれば自信はありますよ」。今後の展望に関してはいつもの強気が復活していた。

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