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王者・永田大士、近藤明広と初防衛戦「防衛に挑戦する感じ。最初からガンガン行く」

[ 2020年12月9日 18:02 ]

<日本スーパーライト級タイトルマッチ>前日計量をクリアした王者・永田大士(左)と挑戦者・近藤明広(三迫ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング日本スーパーライト級タイトルマッチ(10日、後楽園ホール)の前日計量は9日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・永田大士(30=三迫)、挑戦者で同級2位の近藤明広(一力)ともにリミット(63.5キロ)を100グラム下回る63.4キロで1回目でクリアした。

 7月に井上浩樹(大橋)を7回TKOで下して王座を獲得した永田にとっては初防衛戦だが、「不思議と気持ちはベルトを獲りに行った時と同じ。“防衛に挑戦する”って感じです」と心境を明かした。王座獲得は無観客だったが、今回は有観客興行。「こんな状況でも来てくれるお客さんに意味のない試合は見せられない。モチベーションは前回以上に高い。最初からガンガンいくつもりです」と意気込みを語った。

 元日本ライト級&元WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の近藤は2012年3月以来の日本タイトル挑戦。当初は3月にフィリピン人選手と試合を予定していたが、コロナ禍で中止となり、タイトル挑戦のチャンスが巡ってきた。昨年11月以来の試合となるが、「前にも1年4カ月ほど間隔が空いたこともあるので不安はない」と断言。王者・永田について「フィジカル、体が強く、スタミナも凄い。2度目の挑戦でタイトルを獲っているので努力家だと思う。尊敬の念もあります」と印象を語った。その上で「自分の培ってきた技術、経験をフルに使って闘うしかない。相手の土俵でボクシングをしないというのが戦略」と明かし、「最後はお互いに足を止めて打ち合いになる」と“予言”していた。

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2020年12月9日のニュース