“戦う管理栄養士”岸百合恵 1回TKOでプロ初勝利「将来は世界王者に」

[ 2020年12月4日 21:00 ]

<女子ミニマム級4回戦>1回TKOでプロ初勝利を飾り、喜ぶ“戦う管理栄養士”岸百合恵
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 プロボクシング興行「A-SING BEE26」は4日、東京・後楽園ホールで行われ、女子ミニマム級4回戦で“闘う管理栄養士”岸百合恵(33=竹原慎二&畑山隆則)が日本女子同級9位・金子晴子(35=SRS)に1回TKO勝ちし、プロ2戦目で初勝利を飾った。

 金子の左ストレートにかぶせるように合わせた右フックで2度のダウンを奪い、わずか54秒での勝利。岸は「緊張しました。ゴングが鳴った瞬間に頭が真っ白になったけど、対策の一つとして練習してきたパンチを出せて良かった。ガツンと手応えはありました」と会心の笑みを浮かべた。

 高校までは陸上短距離の選手。現在は管理栄養士、日本糖尿病療養指導士、健康運動指導士として都内2カ所の医療機関で患者らに食事指導などを行っている。ボクシングはダイエット目的で始めたが、勤務先の一つである歯科医院に患者として訪れた世界5階級制覇王者・藤岡奈穂子(45=竹原慎二&畑山隆則)と出会い、プロを志した。

 プロテストには別のジムで合格したが、昨秋、藤岡の所属するから別の竹原慎二&畑山隆則ジムに移籍し、11月にプロデビューした。今回の試合は当初は3月に予定されていたが、コロナ禍の影響で5、7、10月と4度も延期されていた。「モチベーションの維持が大変だった」振り返ったが、その期間で十分な対策ができた。また、プロデビュー戦よりも階級を下げ、適正階級で戦えたことも大きい。自らの知識も駆使して減量も含めた調整を進め、「いいもコンディションで臨めたし、自信はありました」と胸を張った。

 憧れの存在で練習相手も務めてくれた藤岡が会場で見守る中でプロ初勝利。岸は「ボクサーとしても人間としても素晴らしい方。尊敬しています。将来は藤岡さんのような世界チャンピオンになりたい」と夢を語った。

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