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高山勝成「次へ突き進みたい」 プロ復帰戦中止もリングであいさつ

[ 2020年11月23日 16:21 ]

試合は中止になったものの、ファンに姿を見せた高山勝成 (撮影・後藤 大輝)
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 プロボクシングのミニマム級世界主要4団体の元王者で、きょう23日に約4年ぶりのプロ復帰戦を迎えるはずだった高山勝成(37=寝屋川石田)が兵庫県三田市の興行会場を訪れ、リング上からファンへあいさつした。ガウンとトランクスを着用し、映画「トップガン」の入場テーマが流れる中で登壇。心境を語った。

 「きょう、4年3カ月ぶりのプロ復帰戦を楽しみにしていました。ですが、誰にでも起こってしまうコロナの影響で試合が行われなくなりました。とても残念ですが、次へ突き進みます。リングの上が自分の生きる場所。引き続き精進します。試合ができないのは残念ですが、プラスに捉えて2試合分のエネルギーを次の試合につぎ込みます」

 この日はライトフライ級6回戦でWBC世界同級11位・小西伶弥(27=SUN-RISE)と対戦予定だった。だが、前日22日に実施された新型コロナウイルス感染症のPCR検査で小西の陽性がこの日朝に判明し、プロを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)がガイドラインに従い中止を決定。高山にとって16年8月のWBO世界ミニマム級王座決定戦に勝利して以来となるプロ復帰戦は流れた。他の出場選手は全て陰性で、興行は高山―小西戦を除き、予定通り実施されている。

 現在37歳でJBC規定の“定年”を過ぎている高山のライセンスについて、JBCの安河内剛事務局長は、コロナという不可抗力による試合延期のため「年齢制限は次の試合まで延長される」と説明した。

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2020年11月23日のニュース