×

5月に続いて試合中止の高山勝成、定年延長はどうなる?

[ 2020年11月23日 13:16 ]

高山勝成
Photo By スポニチ

 プロボクシング元世界4団体ミニマム級王者・高山勝成(37=寝屋川石田)の4年3カ月ぶりのプロ復帰戦が中止となった。高山は23日に兵庫・三田市総合文化センターでWBC世界ライトフライ級11位・小西伶弥(27=SUN-RISE)とノンタイトル6回戦を予定していたが、前日に実施された新型コロナウイルス感染症のPCR検査で小西の陽性が判明し、この日、中止が決定した。

 高山は16年8月の試合を最後に、東京五輪出場を目指してアマチュアに転向。五輪出場を逃して現役引退を発表したが、今年3月に撤回し、プロ再転向を表明。日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンスの再交付を受けた。

 JBC規定ではボクサーの年齢は17歳以上36歳以下とされており、37歳に達するとライセンスを自動失効する。ただし、世界王者などの経験者は最終試合から3年以内に限り、ボクサーライセンスの再交付を申請できることになっている。

 5月12日生まれの高山は、この3年以内という条件をクリアするため、37歳になる誕生日2日前の5月10日に復帰戦を計画していたが、コロナ禍で延期。JBCに定年延長の嘆願書を提出し、それが認められて今回の試合が組まれていた。高山の代理人弁護士によると、高山の定年延長について、不可抗力のため、引き続き認められると、JBCに確認済みという。

続きを表示

2020年11月23日のニュース