恒成、世代交代狙う「文句の付けようのないKOで決着付けたい」
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・井岡一翔《12回戦》同級1位・田中恒成 ( 2020年12月31日 大田区総合体育館 )
日本男子2人目の世界4階級制覇を狙う挑戦者の田中恒成(25)が10日、オンライン会見に臨んだ。
【田中恒成に聞く】
――大みそかの試合が決まった。
「新型コロナの影響でボクシング界みんなが試合ができない中、決まってうれしく思う。こういう状況だから日本人対決も増えていくと思うが、それを締めくくるにふさわしい試合にしたい」
――井岡の印象は?
「ここ10年、日本のボクシング界を引っ張ってきた選手。そういう印象です」
――かつてスパーリングをしたことがあるそうだが。
「その時とは何もかもが違うと思う」
――この試合の位置付けは
「俺にとってはキャリア最大のチャンス。このチャンスを必ずつかみたい」
――スーパーフライ級で初めての試合が大きな試合になる。
「この階級は井岡選手を含めて強い選手が多い。そういう選手と戦うための入り口になる。しっかり扉を開けたい」
――どんな戦い方をイメージしている。
「チームには映像を見てもらい分析してもらっているけど、自分はこれから。接近戦でも離れてでも、どっちでもいい。スピードとか、パワーとか、スタミナとか、負けているものは何もないので、そのへんを使って勝負したいと思います」
――スーパーフライ級のイメージは?
「パンチの威力は上がると思うけど、僕にとって適正階級なので楽しみの方が大きい」
――適正階級だとする理由は?
「この辺で階級を上げるというか、体重の変動をなくしたいなと。実際に体重の変動もなくなってきているので。この階級が一番力出せると思います」
――久しぶりにチャレンジャーという立場だが。
「ここで世代交代というか、こういう試合は文句の付けようのないKOで決着付けたいと思います」
――ここを見てほしいという点は?
「基本的には何も変わらないですけど。スタイル的にも。この1年間で技術面はかなりレベルアップしたと思うので、試合を見たら皆を驚かせることができると思います」
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