タイトル初挑戦の竹本 王座獲得に自信「自分のボクシングができれば勝てる」
プロボクシングの日本フェザー級タイトルマッチ10回戦(13日、後楽園ホール)の前日計量が12日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・佐川遼(26=三迫)、挑戦者で同級9位の竹本雄利(24=クラトキ)ともにリミットの57.1キロでクリアした。
18年全日本新人王の竹本にとっては初の日本王座挑戦。本来なら同級1位の丸田陽七太が4月に対戦する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期が続く中、丸田が8月の試合を見送ったため、竹本にチャンスが巡ってきた。 「話が来て即座にやりたいと思いました。10ラウンドをしっかり戦い抜いて勝ちたいと思います」
昨年10月以来の試合となるが、この期間は徹底して走り込み、さらに体を柔軟をアップするため、ストレッチにも力を入れた。スパーリングも100ラウンド近く消化するなど準備は万全で「不安はないです。コンディションは今までで1番」と豪語した。
18年12月の全日本新人王決定戦以来となる聖地のリング。国内での興行再開後、後楽園ホールで有観客興行は初めてだが、コロナ禍のため、地元から応援に来るのは両親と妹だけ。それでも竹本は「“敵地”とかは気にならない。また、後楽園ホールでやりたいと思っていたし、お客さんが入るのはうれしい」と歓迎した。
「ボクシングが上手」と評価する王者・佐川に対し、「自分は体調さえ良ければ、スピードが出るし、足も動く。自分のボクシングができれば勝てると思う」と王座獲得に自信を示した。
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