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井上尚弥「いい練習できそう」 新パートナー“仮想ドネア”を招へい

[ 2019年10月4日 20:58 ]

スパー相手のボディーにパンチを決める井上尚弥(撮影・森沢裕)
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 WBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26=大橋)が4日、横浜市内のジムでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)に向けての練習を公開した。

 この日は2階級上のフェザー級で世界挑戦の経験もあるジェネシス・セルバニア(28=フィリピン/カシミ)を相手に3ラウンドのスパーリング。WBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)との決勝に向けて報道陣にスパーリングを初披露した。セルバニアとはWBSS準決勝前も含め何度もスパーを行っている仲。井上尚は「きょうは気合を入れて集中してやりました。1、2ラウンドで思うようにやれたので3ラウンドはディフェンスにまわってみた感じですね」と充実の表情だ。

 今月に入ってセルバニア以外にも新パートナーとしてWBO世界スーパーバンタム級2位のアルバート・パガラ(25=フィリピン)も招へいした。先月までパートナーを務めた米国五輪代表候補のジャフェスリー・ラミド(19)とは違うパワータイプの選手で大橋秀行会長は「左フックの打ち方とかドネアに似ている」と認める。ドネアとも6ラウンドだけだが、スパーリングした経験もあるという。前日に初手合わせした井上尚は「圧の掛け方とか、カウンターの合わせ方とかフィリピン人独特のものがある。いい練習ができそう」と手応え。

 井上尚の印象を問われたパガラは「ナオヤは全てのパンチが強く、スピードがある。フットワークもいい」と大絶賛。ドネアとの比較も「ナオヤの方がパワーがある」と断言した。ただ、勝敗予想に関しては「フィフティ・フィフティ」と明言を避け、苦笑いしていた。

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