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中谷潤人「世界にアピールする一戦」 メリンドと対面しニヤリ

[ 2019年10月4日 14:24 ]

前日計量をクリアした中谷潤人(左)とミラン・メリンド
Photo By スポニチ

 ボクシングの前日本フライ級王者・中谷潤人(21=M.T)は5日、東京・後楽園ホールで元IBF世界ライトフライ級王者ミラン・メリンド(前31=フィリピン)と114ポンド(51.7キロ)契約10回戦を行う。4日は前日計量が行われ、中谷は100グラム軽い51.6キロ、メリンドは契約体重ジャストの51.7キロでパスした。

 フライ級でWBA2位、WBCとWBOが3位、IBF11位と4主要4団体すべてで世界ランキング入りしている中谷にとっては節目のプロ20戦目。「世界にアピールする一戦、世界に向けてスタートを切る戦い」と位置付ける。結果はもちろん内容も問われる試合だけに山梨での走り込み合宿、8月下旬から2週間の米国合宿を行うなど万全の準備で臨む。

 メリンドは2016年11月にIBF世界ライトフライ級暫定王者となり、17年5月には正規王者・八重樫東(大橋)に1回TKO勝ちして王座統一。同年12月の3度目の防衛戦で田口良一(ワタナベ)に敗れて王座陥落し、昨年10月にはWBC王者・拳四朗(BMB)に挑戦も7回TKO負けを喫するなど日本でも馴染みの深い選手。

 メリンドと対面した中谷は「思っていたよりは身長が高かった。もっと小さいと思っていたので、やりやすいですね」とニヤリ。「最初に強いパンチを振ってくる可能性はあるので、注意して組み立てたい」と警戒しつつ「立ち上がりは慎重に入って中盤あたりで倒すのが理想」と勝利への青写真を描いた。

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2019年10月4日のニュース