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京口紘人 V2戦へラストスパー「ボクシング的には仕上がっている」

[ 2019年9月24日 22:02 ]

久田戦に向けてのラストスパーリングで相手をロープ際に追い詰める京口
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(25=ワタナベ)が24日、久田哲也(34=ハラダ)とのV2戦(10月1日、エディオンアリーナ)に向けての実戦練習を打ち上げた。

 東京・五反田のワタナベジムで当日の試合時間に合わせ午後8時から日体大のアマチュア選手を相手にラストスパーリング。1ラウンド目は様子を見ながら慎重に動いたが、2ラウンド目には全開。スピード、パワーで圧倒し、2度のダウンを奪って途中で打ち切り。予行練習を圧倒的な“KO勝利”で締めくくった。

 予定の3ラウンドは消化できなかったが、問題なし。京口は「ボクシング的には仕上がっている。あとはコンディション。減量もありますし、風邪とかひかないように注意したい」と涼しい顔だ。

 地元・大阪での凱旋防衛戦。最大のモチベーションは800人超の応援団だ。「今までの倍ぐらい来てくれるのでバッチリ勝って大阪のファンにアピールしたいですね」と意気込んだ。

 減量も順調。この日はスパーリングがあるため、意図的に53キロまで戻したが、前日は52キロ。しかも、その前日には親交のあるWBA&IBFバンタム級王者・井上尚弥(26=大橋)と一緒に食事し、高級牛肉をゴチになったという。「旨かったですよ。モンスター(井上)に激励されてパワーをもらったし。『お互いに勝って一緒に海外旅行に行こう』って誘われました」と気合を高めた。

 プロ入りから国内最速の1年3カ月で世界王者となった京口とプロ16年、46戦目で世界初挑戦の久田、対極ともいえる2人の大阪決戦。前評判では自分が有利とされても油断はない。25日に大阪入りし、市内のジムで最終調整に入る。

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2019年9月24日のニュース