村田諒太 ブラントとの第3戦は…「後戻りはもうしたくない。評価を上げるような試合を」

[ 2019年7月21日 17:35 ]

村田諒太
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 ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)が21日に都内で、WOWOWが生中継したWBA世界ウエルター級王座統一戦、正規王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)―スーパー王者キース・サーマン(30=米国)のゲスト解説を務めた。12日に大阪で前WBA世界ミドル級王者ロブ・ブラント(28=米国)との再戦に2回TKO勝ちし、王座奪回に成功。試合直後は腫れがあった顔にも傷はなく、「(世界初挑戦した17年5月の)エンダム戦以降、一番ダメージがなかった。今週いっぱい休んで、来週から練習を始めてもいいかな」と明かした。試合後に約束したとおり長男・晴道君(8)のキャッチボールの相手をしたり、プールに連れていっているそうで「公約を果たしてますよ」と目尻を下げた。

 解説した試合はパッキャオが10歳下のサーマンから1回にダウンを奪い、2―1で判定勝ち。村田はパッキャオの判定勝ちと予想していたという。「パッキャオは今回の試合で凄いダメージをためましたね。40歳だもんな…。(自分がやる姿は)想像できないな」と話す一方、「戦い方が全盛期の頃とは変わった。インターバル戦法ですね。攻める時は攻めて、あとはゆっくり休んで、また攻めてとメリハリを凄くつけるようになった。年齢相応の戦い方だと思いますし、(フィリピン上院)議員の仕事をして、忙しい時間を縫っての練習になっていると思うので。そのあたりはうまく、いろんな面でコントロールしてるんでしょうね」と分析。勝敗の行方が分からなかった10回、左ボディーを効かせた決定的な場面を挙げて「持ってますよね。あそこであれを出すところが凄いですよね。さすがスーパースター。あれがなかったら(採点は)分からなかった」と感心した。

 パッキャオに刺激を受けたかと問われると「たかがボクシングしかしていない人間が33歳で、疲れてるだの年だの言っちゃいかんなと思いますね」と苦笑い。ブラント陣営からは“第3戦”を希望する声が出ているが「それは(プロモート契約を結ぶ米)トップランク社と(帝拳ジムの)本田(明彦)会長に任せるとしか言えない」とした上で、「プロだから“見たい”と言われる試合をしたい。もう1個ランク上の相手とやりたいですよね。カネロ(アルバレス=WBAスーパー&IBFミドル級王者)や(元3団体統一ミドル級王者のゲンナジー)ゴロフキンが一番いいですし、評価を上げるような試合をしたい。後戻りはもうしたくないですよね」とキッパリ。「モチベーションを上げる試合をしたい。自分自身の心が燃え上がるような。テンションも上がらないまま、状態もつくれないまま、(昨年10月の)ブラントとの1戦目みたいにただやっているだけで、勝ち負けに対する執念もないような状況で自分の価値を下げるぐらいだったら、僕はきっぱり引退した方がいいと思っているので。輝きが落ちないような試合をしたいですね」と言い切った。

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