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伊藤雅雪 9.13後楽園ホールで再起戦決定 年末興行での世界戦などを視野に

[ 2019年7月19日 15:46 ]

9月13日に後楽園ホールで再起戦を行うことを発表した前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪
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 ボクシングの前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(28=横浜光)が19日、横浜市内で会見し、9月13日に東京・後楽園ホールで再起戦を行うと発表した。対戦相手は調整中だが、1階級上のライト級でノンタイトル10回戦を予定している。

 5月に米フロリダ州キシミーで行われた2度目の防衛戦でジャメル・ヘリング(米国)に判定で敗れて王座から陥落した伊藤は「自分としては不甲斐ない試合。ベストは尽くしたけど、後悔はたくさんある。しっかり再起して、また世界に挑戦したい」と決意を語った。

 敗戦直後は「僕自身のショックだった」と振り返る。「ただ、家族も含めて周囲が“このままじゃ終われない”と言ってくれた。(WBA世界ミドル級王座に返り咲いた)村田(諒太)さんじゃないけど、僕自身もあの試合が最後じゃ終われないと思った」と説明。「年末にまたチャンスがもらえたら」と年末興行での世界戦、または挑戦者決定戦などを視野に入れて9月に再起戦を設定したことを明かした。

 すでに今月上旬から本格的なジムワークやフィジカルトレーニングを再開。今月末にはスパーリングなど実戦練習もスタートさせる。8月半ばには2週間程度の米合宿も計画中で、ヘリング戦の反省から「局面を変えられるような適応力をつけたい」と話した。

 村田が王座に返り咲いた試合は現地で観戦。「すごいのひと言。素直に感動した。でも自分の中の半分以上は悔しさだった」と刺激を受けた。本音は村田と同じように再戦でのリベンジが希望だが、それが簡単ではないことは理解している。まずは国内での再起戦で存在をアピールする。

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2019年7月19日のニュース