安保瑠輝也　判定で新王者　ゲーオ陣営は採点に不満

＜K1ワールド・GP2019＞判定で勝利し新王者に就いた安保（撮影・荻原　浩人）
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　「K―1　WORLD　GP　2019　JAPAN～K―1スーパーバンタム級　世界最強決定トーナメント～」（スポーツニッポン新聞社など後援）は30日、東京・両国国技館で行われ、スーパー・ライト級タイトルマッチでは挑戦者の安保瑠輝也（23＝team　ALL―WIN）が王者ゲーオ・ウィラサクレック（34＝タイ）に延長戦の末に3―0で判定勝ちし、新王者となった。

　両者ともに決め手を欠く展開となったが、延長に入って安保が積極的に攻め、ゲーオに減点もあってジャッジは3者とも10―8で安保を支持した。

　「ずっとチャンピオンになることを目指していたので、うれしいです」と喜んだが、ゲーオ陣営から採点に不満の声もあり、安保自らは「みなさん、再戦どうでしょう？」と観客に問い掛け「次は盛り上がる試合をします」と続けた。

　地元・兵庫では知られた安保3兄弟の長男。所属ジムの問題で一時はK―1から離脱する可能性もあったが、あこがれ、背中を追い続けてきたゲートを撃破して、ついに念願のK―1タイトルを獲得した。