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亀田和毅 “因縁”正規王者バルガスの視察へ渡米「次はコイツ…見ておかなあかん」

[ 2019年2月9日 17:46 ]

渡米を前に取材に応じた亀田和毅。正規王者レイ・バルガスの試合を視察する
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 ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級暫定王者・亀田和毅(27=協栄)が9日、渡米前の成田空港で取材に応じた。和毅は米国カリフォルニア州インディオで行われる正規王者レイ・バルガス(28=メキシコ)と同級3位でシルバー王者のフランクリン・マンサニーリャ(29=ベネズエラ)の一戦を視察する。

 2泊4日の強行軍だが、和毅は「生とビデオは全然違う。目の前で、自分の目で見て、パンチの音とかスピード、体のデカさを確かめてきたい」と現地観戦の目的を説明。次戦は未定だが、暫定王者である以上は正規王者との統一戦は避けて通れない。「この試合が終われば、WBCから(統一戦の)指令が入ると思う。絶対に次はコイツって分かっている訳やし、見ておかなあかん」と強調した。

 バルガスはメキシコ武者修行時代の07年に判定負けした因縁の相手。アマの大会の決勝で8000人収容の会場は超満員、完全アウェーの試合だったという。「メチャメチャやりにくかった。長身やし、リーチも長くて手数も多かったから内に入れんかった。3ラウンドやし、やりにくいと思っているうちに終わっていたな。まあ完敗やったわ」と振り返る。だからこそ「1番やりたい相手」であり、「勝ってリベンジしたい」の思いは強い。

 現在はフィジカルトレーニングを中心に体づくりに重点を置いているが、帰国後にはスパーリングなど実戦練習も再開する予定。「あの身長だとパートナー探しに苦労するかもしれんけど、慣れていかんとな」と、バルガスとの対戦へ思いをはせていた。

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2019年2月9日のニュース