勝てば３階級制覇　カネロ　ロッキー・フィールディングに挑戦　１２月にマジソンスクエアガーデンで

　ボクシングのＷＢＡスーパー＆ＷＢＣ世界ミドル級王者サウル・“カネロ”・アルバレス（２８＝メキシコ）が５日、ＷＢＡ世界スーパーミドル級正規王者ロッキー・フィールディング（３１＝英国）に、１２月１５日に米ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで挑戦すると自身のツイッターで発表した。カネロが勝てば３階級制覇となる。

　カネロは９月１５日、ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）との１年ぶりの再戦（米ネバダ州ラスベガス）に２―０で判定勝ちしてミドル級世界王座に復帰。試合中に左目上をカットしたが、今週に入って医師から１２月の試合出場と練習再開の許可を受けていた。また、ＷＢＣからはミドル級暫定王者ジャモール・チャーロ（米国）との王座統一戦を指示されず、選択試合を許可されていた。１２月の試合が、ボクシング中継からの年内限りでの撤退を表明した米ケーブルテレビ大手ＨＢＯで放送されるかは未定。

　カネロは今年２月の検査で禁止薬物クレンブテロールに陽性反応を示して６カ月の資格停止処分を受けたが、ゴロフキンとの再戦での薬物検査は全て陰性だったと、米ネバダ州コミッションは米スポーツ専門局ＥＳＰＮに対して明らかにしている。