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“王者対決”は3者3様のドロー 三代「もったいない」末吉「悔しさ大きい」

[ 2018年10月6日 22:50 ]

引き分けに終わった末吉(右)と三代
Photo By スポニチ

 ボクシングのOPBF東洋太平洋&日本スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は6日、東京・後楽園ホールで行われ、OPBF東洋太平洋王者・三代大訓(23=ワタナベ)と日本王者・末吉大(27=帝拳)が激突。結果は引き分けに終わり、三代が初防衛、末吉は3度目の防衛という形になった。

 “王座統一”を目指した両者の激闘は3者3様のドロー。プロ7戦目で初引き分けの三代は「勝ちか負けしか頭になかった。“そうきたか”と思った。練習してきたコンビネーションとか出せなかった」と振り返り、「見過ぎて、考え過ぎて右が出なかった。もったいなかった」と反省した。

 それでもワタナベジムの渡辺均会長は「ベルトを守れてホッとしている。三代はキャリアがないので、いい経験になったと思う。これから成長してくれるだろう」と期待。再戦も受けて立つ姿勢を示し、「お互いに勝ち続けて(世界王者への)挑戦者決定戦とかでやれたら」と話した。

 一方、序盤をリードしながら勝ちを逃した末吉は「中盤がよくなかった。後半にギアを上げて盛り返したと思うけど…判定は分からない。相手の左は効かなかったけど、右目が腫れて、それが嫌だった」といい、「(日本王者の)タイトルを守ったことより(東洋太平洋の)ベルトを獲れなかった悔しさの方が大きい」と唇をかんだ。

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2018年10月6日のニュース