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WBSS 来年にも軽量級拡大へ!拳四朗&井岡にもチャンス

[ 2018年10月6日 05:30 ]

<WBSS井上尚弥・パヤノ記者会見>写真撮影に臨む(左から)メリンド、トロヤノフスキー、パヤノ、WBSSのプロモーターのザワーランド氏、大橋会長、井上尚弥、レリク、拳四朗(撮影・島崎忠彦)
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 7日に「シーズン2」開幕を迎えるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)が来年以降、スーパーフライ級以下でも実施される可能性が出てきた。5日に都内で開かれた記者会見で、WBSSのカレ・ザワーランド・プロモーター(41)が明かした。「シーズン2」では井上尚弥(25=大橋)が出場するバンタム級が行われるが、さらに軽い階級の選手にもチャンスが生まれそうだ。

 大会2日前になって公の場に姿を見せたザワーランド氏は「素晴らしいカードがそろった。日本のファンの反応が楽しみ」と日本初開催のWBSSに期待を寄せた。今後さらに軽い階級での実施も考えているかを問われると、「軽量級は大変エキサイティング。特にスーパーフライ級は今後広がりを見せてくる階級」とコメント。併催のWBC世界ライトフライ級タイトルマッチについても、「もし(ライトフライ級が)開催されるなら、勝者は必ず出場することになる。私からもしっかり試合のリポートを提出したい」と話した。

 初年度は欧米で人気の重量級2階級を実施したWBSSは「シーズン2」で、「世界中が注目している」井上のバンタム級(リミット53・5キロ)開催に踏み切った。ザワーランド氏が1つ下のスーパーフライ級(同52・1キロ)に言及したのは、米ケーブルテレビ大手HBOのボクシング中継撤退を受け、同局が放送してきた軽量級の興行「SUPERFLY」が宙に浮くことを見越したもの。井上も昨年出場した同興行には井岡一翔、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、シーサケット(タイ)ら有力選手が多く、ザワーランド氏は「シーズン3ではスーパーフライ級にも興味がある。HBOからフリーとなった選手もいる」と明かした。

 V4に成功すればWBSSへの道が開ける拳四朗は「モチベーションが上がる。ぜひ呼んでほしい」と意欲十分。日本人初の4階級制覇を狙う井岡も9月の「SUPERFLY3」で海外の評価を上げた。井上が「シーズン2」開幕戦で強烈なインパクトを残せば日本人のWBSS出場枠が広がりそうだ。

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