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元東洋太平洋フェザー級王者・天笠尚氏が引退式「ボクシング、最高!」

[ 2018年3月27日 19:42 ]

最後の10カウントゴングを聞きながら天井を見上げる天笠氏
Photo By スポニチ

 ボクシングの元日本、元東洋太平洋フェザー級王者・天笠尚氏(32=FLARE山上)の引退式が27日、東京・後楽園ホールで行われた。

 子供を抱いてリングに上がった天笠は「自分を変えたかったからボクシングを始めたのに、日本、東洋太平洋王者という成績を残せた。自分1人では成し遂げられなかった。周囲の皆さんにありがとうと言いたい」とあいさつ。現在は地元の群馬県太田市に戻って勉強をしており、「ボクシングで培ったチャレンジ精神を貫きとおして、これからの人生もチャレンジしていきたい。ボクシング、最高!」と締めくくってテンカウントゴングを聞いた。

 天笠は04年12月に19歳でプロデビューし、戦績は42戦33勝(21KO)7敗2分け。14年の大みそかにWBA&WBO世界スーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に挑戦して11回TKO負けしたものの、パウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)上位に評価される相手から2度ダウンを奪い、世界を驚かせた。昨年9月29日、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王座決定戦でリチャード・プミクピック(フィリピン)に判定負けしたのが現役最後の試合となった。

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2018年3月27日のニュース