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山中12度防衛に満足 WBCバンタム級の「価値を高められた」

[ 2018年3月27日 05:30 ]

元WBCバンタム級王者・山中慎介引退会見

村田(左)から花束が贈られ、「神の左」を掲げられる山中
Photo By スポニチ

 【山中と一問一答】

 ――ボクシング人生を振り返って。

 「中学の卒業文集で“WBCのチャンピオンになりたい”と書いて始めたボクシングで世界王者になって12度防衛できた。目標よりはるか上の世界に行けて満足している」

 ――辰吉丈一郎や長谷川穂積ら名王者がいたWBCバンタム級のベルトの価値は?

 「バンタム級は日本人に凄くなじみのある階級。あしたのジョーも(笑い)。それを引き継いで防衛12度を達成できた。少しは価値を高められた」

 ――一番印象に残っている試合。

 「(16年9月の)モレノとの再戦。初戦はきわどい判定で、再戦が決まってから自分をどう変えるか悩んで調整も難しかったが、ああいう結果(7回TKO勝ち)で満足した」

 ――これだけの王者になれた理由とは。

 「皆さんの力を借りて成長することができた。あとは少しは自分の才能と努力もある(笑い)」

 ――最高のパンチは?

 「(7回KO勝ちした)V2戦のロハス戦の最後の一撃」

 ――子供たちには引退を伝えた?

 「はっきり伝えていないが、試合後は戦隊ものやアニメじゃなく僕の試合だけを録画で見ている。パパは一生懸命やっていると感じてくれたと思う」

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2018年3月27日のニュース