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堤聖也&宇津木秀 ともにプロデビュー戦でKO勝ち

[ 2018年3月27日 19:28 ]

ともにKO勝ちでデビュー戦を飾った堤聖也(右)と宇津木秀
Photo By スポニチ

 平成国際大からボクシングのワタナベジム入りした2選手が27日、東京・後楽園ホールでともに6回戦でプロデビューし、いずれもKO勝ちで初戦を飾った。スーパーフライ級の堤聖也(22)はアロンコーン・ガイシー(23=タイ)から左ボディーでダウンを奪い、テンカウントを聞かせて1回1分31秒KO勝ち。ライト級の宇津木秀(23)はミーチャイヤ・ゲーオクワンリゾート(22=タイ)を、こちらも左ボディーで倒して即レフェリーストップを呼び込み、3回32秒TKO勝ちした。

 熊本県出身の堤は九州学院高―平成国際大で国体2位などアマ101戦84勝17敗。「入場曲が鳴った瞬間から楽しもうと」リングに上がったが、あっという間に試合が終わってしまい、「(宇津木)先輩は自分の技術を出して、きれいに倒したのでうらやましい」と話した。もっとも、パンチの威力ではアマとの違いを実感しているようで「プロは一発で終わってしまうので大胆に行きづらい。そこをうまくやれるかが課題」と話し、「来年の今頃はどこかのタイトルに食い込めるように、この1年を大事にしたい」と抱負を述べた。

 一方、堤の1学年上にあたる埼玉県出身の宇津木は、ワタナベジムの大先輩で元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志氏と同じ花咲徳栄高出身。平成国際大卒業後もコーチを務め、昨年12月に全日本社会人選手権で初優勝してプロ転向を決めた。アマ戦績は108戦81勝27敗。先に試合に臨んだ堤が1回KO勝ちして「ウソだろ。早いよ」と驚いたものの、自身はじっくりプロのリングを体感した上でTKO勝ち。相手からローブローをもらい「気を抜いていた。そこは反省点」と言いながらも、「倒せて勝てたのはよかった。今年中にランカーになって、来年はタイトルとかチャレンジしたい」と語った。

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2018年3月27日のニュース