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挑戦者の五十嵐俊幸 4年8カ月ぶり世界王座返り咲きを狙う「いよいよだなと思う」

[ 2017年12月29日 15:37 ]

予備検診を終えファイティングポーズを取るWBO世界フライ級王者・木村(左)と同級1位・五十嵐
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 ボクシングのトリプル世界戦(31日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が29日、東京・九段のホテルグランドパレスで行われ、出場6選手とも異常なしと診断された。

 日本人対決となるWBO世界フライ級タイトルマッチは初防衛戦の王者・木村翔(29=青木)が身長1メートル65・0、リーチ1メートル69・0。挑戦者の同級1位・五十嵐俊幸(33=帝拳)が1メートル66・7、1メートル71・0で、ともに上回った。

 木村は体格差について問われると「自分が思ったよりリーチがあったのでビックリした。今まで計ったことがなかった。これを基準にもう少し体をつくっていければ」と答えた。五十嵐の印象を「調子は良さそう。お互いベストで望めればいいかな」と語った。減量も問題なしを強調し、「当日僕はバチバチの打ち合いがしたい。展開の熱い試合をしたい」と意気込んだ。

 4年8カ月ぶりの世界王座返り咲きを狙う元WBC王者の五十嵐は木村の印象を「僕もライトフライ級から上げてきた選手だが、見劣り、そん色ない。フライ級らしいサイスの選手かな」と分析した。久しぶりに臨む世界戦の公式行事に「こういう場に来ると、いよいよだなと思う」と懐かしみ「勝つだけです」と気合を口にした。

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2017年12月29日のニュース