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なぜかフレンドリー…田口、メリンドに困惑「そうされるとは」

[ 2017年12月29日 14:59 ]

予備検診を終えWBA王者・田口(左)の肩に手を回すIWF王者・メリンド 
Photo By スポニチ

 ボクシングのトリプル世界戦(31日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が29日、東京・九段のホテルグランドパレスで行われ、出場6選手とも異常なしと診断された。

 メーンのWBA&IBF世界ライトフライ級王座統一戦は、WBA王者・田口良一(31=ワタナベ)が身長1メートル67・5、リーチ1メートル71・0で、それぞれ1メートル57・6、1メートル66・0のIBF王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)を身長で9・9センチ、リーチで5センチ上回った。また、田口は胸囲が6度目の防衛戦を行った7月より3・7センチアップの88・2センチだった。検診を終えると握手をかわしたが、その後メリンドに肩を抱かれ、困惑した表情を浮かべた。

 田口は2年ぶりに対面したメリンドについて「もの静かな感じ」と印象を述べ、握手は「ソフトタッチだった」、肩を抱かれたことには「そうされると思ってなかったのでビックリした」と苦笑した。自身より背が低い選手とは数多く戦っているため身長差は気にしていなかったが「リーチが長く、踏み込みも速い。リーチ差がなくなるので気をつけたい」と警戒。「相手も強いが、勝つのは自分と思っている」と意気込んだ。

 一方、5月に1回TKO勝ちした前王者・八重樫東(大橋)の方が「田口より優れている」と話していたメリンドは「会えてうれしい。尊敬している選手。友人の気分」と、この日は相手を持ち上げた。体格については「大きいと感じた。でも、これはボクシングでバスケットボールじゃないだろ?」と気にしていない様子。自身の胸囲も八重樫戦より4・5センチアップの88・5センチとなっており、「練習をしてきたから」と胸を張った。

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2017年12月29日のニュース