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井上尚弥「いい勝ち方見せたい」リーチ縮んでも気にしない

[ 2016年9月1日 14:03 ]

予備検診を受ける井上尚弥(左)とペッチバンボーン

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(4日、神奈川・スカイアリーナ座間)の予備検診が1日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・井上尚弥(23=大橋)、挑戦者の同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(30=タイ)ともに異常なしと診断された。

 3度目の防衛戦となる井上尚は身長1メートル63・7で、1メートル65のペッチバンボーンの方が長身。自身より背の高い相手と戦うのは田口良一(29=ワタナベ、現WBA世界ライトフライ級王者)と対戦した13年の日本ライトフライ級タイトルマッチ以来だが「相手の方が高いからと言って、特に気をつけることはない」と気にしていなかった。

 また、リーチは1メートル71・2で、ペッチバンボーンの1メートル70を上回ったが、5月のV2戦前の1メートル73より縮んだ結果に。これも「その時の計り方次第ですから」と気にとめず、「もう体重もリミット近くまで落ちている。コンディションはバッチリです。今回は地元の座間で観客も多く来るので、いい試合をしていい勝ち方を見せたい」と話した。

 一方のペッチバンボーンは井上尚と対面し、「リーチが長い選手とやるのは難しいと思う」と言いながらも「井上の試合の映像はいろいろ見て準備はしてきた。日本の気候は今のタイと一緒で問題ないし、リングに上がったら最後まで頑張る」と意気込みを示した。指導する元WBC世界フライ級王者のチャチャイ氏も「井上は自信を見せているようだが、リングに上がったら何があるか分からない。どう戦うかは試合当日に見せる」と自信ありげだった。

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2016年9月1日のニュース