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高山、夢の4団体正規王座制圧へ…まずはKOで初防衛を

[ 2015年4月22日 05:30 ]

計量をパスしガッツポーズの高山(左から2人目)

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 王者・高山勝成―同級9位・ファーラン・サックリン・ジュニア

(4月22日 大阪府立体育会館)
 IBFミニマム級王座の初防衛を狙う高山勝成(31=仲里)はリミット(47・6キロ)を200グラム下回る47・4キロで一発クリアして「状態はバッチリ」と自信満々だ。

 長身で減量の進み具合が心配された挑戦者のファーラン・サックリン・ジュニア(21=タイ)は47・3キロでパスしており「しっかりコンディションをつくると思う。21歳で若いから回復も早い」と分析した。リーチ差が12・4センチもあるが「技術、テクニックを見せて最後はKOで決めたい。キャリアが違うところを見せる」と2戦連続のストップ勝ちを誓った。

 勝利の先には夢のプランがある。一つは主要4団体の“正規王座”完全制覇を狙い、WBA王者ヘッキー・バドラー(南アフリカ)との統一戦。中出博啓トレーナーは「ずっと交渉している。高山が“やりたい”と言うことは実現させたい」と話す。高山が返上したWBO王座決定戦(5月30日)に臨む田中恒成(19=畑中)が獲得すれば、この統一戦にも興味を持つ。統一戦の交渉が不調に終われば、ライトフライ級へ進出しての2階級制覇も視野に入れている。初防衛から新たな夢が始まる。

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