井岡 判定で涙の3階級制覇!史上最短プロ18戦目、レベコを撃破
プロボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦 同級3位・井岡一翔 2―0判定 王者フアンカルロス・レベコ
(4月22日 大阪府立体育会館)
プロボクシングのダブル世界戦が22日、大阪府立体育会館で行われ、WBA世界フライ級タイトルマッチは挑戦者で同級3位の井岡一翔(26=井岡)が王者のフアンカルロス・レベコ(31=アルゼンチン)を2―0の判定で下し、世界王座の3階級制覇を達成した。IBF世界ミニマム級タイトルマッチは王者の高山勝成(31=仲里)が同級9位ファーラン・サックリン・ジュニア(21=タイ)を9回2分19秒、3―0の負傷判定で下し、初防衛に成功した。
井岡は序盤からここまで8度防衛中の王者レベコに左右のボディーを決めてポイントを稼いだ。2回には顔面への左フックで王者をぐらつかせた。中盤以降、王者の反撃に遭いダウンこそ奪えなかったが、115―113、116―113、114―114の小差の勝負をものにした。
WBC・WBA世界ミニマム級(在位期間2011年2月~12年6月)、WBA世界ライトフライ級(同12年12月~14年2月)と合わせ、世界王座の3階級制覇を達成。日本人選手では亀田興毅に次ぐ史上2人目の偉業となった。井岡陣営によると、プロ18戦目での達成は史上最短という。
昨年5月、初めて3階級制覇に挑んだIBF世界フライ級タイトルマッチは1―2の判定負け。僅差の勝負だったが、プロ初黒星を喫した。そして今回、2度目の挑戦で元世界2階級王者でおじの弘樹氏も4度、挑戦して届かなかった“井岡家の夢”をかなえた。
通算戦績は井岡の18戦17勝10KO1敗、レベコは37戦35勝19KO2敗。
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