井上　初夢は５階級制覇！世界最速２階級から…新たな野望

両手に鏡餅を持ち、笑顔の井上尚弥

　世界最速の８戦目で２階級制覇王者となった井上尚弥（２１＝大橋）がＷＢＯ世界スーパーフライ級王座獲得から一夜明けた３１日、横浜市内で会見した。１２年間王座君臨の王者オマール・ナルバエス（アルゼンチン）に２回ＫＯ勝ち。奪った４度のダウンには「全部練習していたパターン。それがうれしい」と傷一つない笑顔を見せた。

　大橋会長は「将来的にはフェザー級ぐらいまでいける」と壮大な野望を口にした。実際にフェザー級まで上げるとなれば５階級制覇となる。井上は「フェザーは大げさでも、２０代後半ぐらいに階級を上げてビッグマッチをやれたらいい」と意欲を見せた。次戦は４月か５月を予定。「そこそこ名前が売れて、狙われる立場になる。気を抜かないで精進したい」と気を引き締めた。