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目指すは「安定政権」 王者・佐藤、日本人対決でKO宣言

[ 2012年12月25日 17:27 ]

世界戦に向けスパーリングする、WBCスーパーフライ級王者の佐藤洋太

 ボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ(31日・大田区総合体育館)で2度目の防衛を狙うチャンピオンの佐藤洋太(協栄)が25日、東京都内の所属ジムで練習を報道陣に公開し「“安定政権”を築くために、いい勝ち方をしたい」と意気込みを語った。

 4ラウンドのスパーリングでは、ガードを下げた持ち前の変則スタイルで動きを確認した。これまで実戦形式を中心に調整し、この日で500ラウンドになったという。

 ことし3月に王座を奪取し、7月に初防衛を果たした。2012年に世界戦を3試合こなすのは、日本人でただ一人。「ボクサーは闘ってなんぼ。多いと思わないし、年間4試合はやりたい」と意欲的に話した。

 挑戦者で同級5位の赤穂亮(横浜光)とは昨夏に対戦する計画もあったが、相手の負傷で試合が流れた経緯がある。待望の一戦に「最大のライバル。KOしたい」と対抗心をむき出しにした。

 大みそかに行われる5試合の世界戦のうち、唯一の日本人対決。協栄ジムの金平桂一郎会長は「強打者の赤穂とテクニシャンの佐藤という、正反対のぶつかり合い。五つの中で一番面白い試合になる」と期待を込めた。

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2012年12月25日のニュース