佐々木朗希 完成形目指し「チャンスがある限り頑張るだけ」 5回0/3を3失点に「もっと工夫が必要」

[ 2026年5月12日 14:50 ]

ナ・リーグ   ドジャース3―9ジャイアンツ ( 2026年5月11日    ロサンゼルス )

ジャイアンツ戦後、取材に応じるドジャース・佐々木朗希(撮影・奥田 秀樹通信員)
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 ドジャースの佐々木朗希投手(24)が11日(日本時間12日)、本拠でのジャイアンツ戦に先発。5回0/3を6安打3失点で降板し、今季2勝目はならなかった。

 立ち上がりは万全だった。先頭の李政厚(イ・ジョンフ)に初球の外角高め97.7マイル直球(約157.2キロ)直球を捉えられたが、左翼手のT・ヘルナンデスがライナー性の打球をスライディングキャッチ。次打者・アラエス、シュミットと直球でいずれも左飛。わずかに7球で初回を終えた。

 2回、先頭のディバースに右中間に先制ソロを許したが、崩れることはなかった。無死一塁から直球、スプリット、スライダーと異なる球種で3者連続三振。3回1死満塁のピンチは、2回に被弾したディバースを直球で追い込み、最後はスプリットでタイミングを外して浅い右飛。次打者・ラモスもスライダーで三ゴロに封じて無失点で終えた。

 逆転に成功した直後の5回は3者凡退。しかし6回に落とし穴が待っていた。無死から連打で一、二塁のピンチを招くとラモスに三塁線を破られ、逆転の2点適時打を許した。佐々木は打球の行方を確認し、マウンド上で悔しそうに表情をゆがめた。直後、ベンチからロバーツ監督が出て、交代を告げられた。

 登板を「今シーズンの中では良かった方だったと思います」と振り返った佐々木。「(打順)1巡目の攻め方は、良かったと思うので。2巡目、3巡目となった時に、もっと工夫が必要だっていうふうには感じました」と課題を挙げた。

 直球に加え、球速差を付けた2種類のスプリットを駆使して、着実に回を重ねた。「今回の方が、比較的コントロールできてましたし、使い分けも、うまくいってたのかなと思うので、良かったです」と手応えを口にする。そのうえで「キャッチャーのサイン通りに投げれるように、自分のボールをコントロールできる状態に持っていく準備をすることも、引き続きやっていかなきゃいけないことかなと思います」と話した。

 前回登板の2日(同3日)カージナルス戦では、敗戦投手にはなったがメジャーでは自身最長タイとなる6回、同じく最多の104球を投げ、5安打3失点で今季初めてのクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以内)を記録。この日も安定感を示したが、2試合連続のQSはならなかったが、継続性は出てきている。左肩の疲労で出遅れていたスネルが9日(同10日)のブレーブス戦で復帰。腰痛で8日(同9日)に負傷者リスト(IL)に入ったグラスノーも最短復帰する見通しで、今後、ローテーション再編が行われる見通しだけに、佐々木には安定感が求められる。

 自身の思い描く「完成形」に時間を要していることについて、心境を問われ「時間自体はもう、僕の中でだいぶかかってるので、ちょっと苦しい状態ではあるので。ただその中でも、いろいろな気づきだったりもあるので、そこを目指して積み重ねていくことでしか、無理なので。まあ自分の実力が足りなかったら、それで終わりですし。チャンスがある限り頑張るだけかなとは思ってます」。自身の思い描くメジャーリーガー増を目指し、朗希は一歩ずつ階段を踏みしめていく。


 

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