「何か」を予感させる新庄監督の「4・18」 “記念日”にチルドレン奮起…連敗「3」で脱出

[ 2026年4月19日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム5-3西武 ( 2026年4月18日    エスコン )

<日・西>勝利のハイタッチを交わす新庄監督(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハム新庄剛志監督(54)が“引退発表記念日”だった18日の西武戦で3連敗から脱出した。現役時代の06年4月18日に球界を驚かせた突然の引退発表。リーグ優勝&日本一で花道を飾った20年前にあやかり、試合前に再び引退宣言!?し、6回の水谷瞬外野手(25)の逆転二塁打を呼んだ。19試合消化で4位は06年の4・18時点と同じ。進撃再開へ吉兆が重なった。

 ベンチの“新庄シート”に座る指揮官は両手を叩きながら喜び、右手人さし指を天に高く掲げた。

 「試合に勝つのは難しいですね。良かった良かった。つながったね」 

 伊藤が2点の先行を許した直後の6回。1点差に迫り、なお2死満塁から水谷が初球の直球を仕留めた右中間二塁打で一気に逆転を決めた。満塁機では通算11打数8安打の打率・727で12打点の満塁男。前日まで打率・200に低迷し、長打はソフトバンクとの開幕戦での1本塁打しかなかった。苦しむ姿を見ていた新庄監督は「真っすぐ一本で張っていたら捉えられる力がある。駆け引きをでき始めたら、凄い一流のバッターになってくる。良かった本当に」と胸をなで下ろした。

 20年前の06年4月18日のオリックス戦。メジャーから日本球界に復帰して日本ハム3年目だった新庄監督は満塁弾を含む2発で大勝に貢献し、試合後のヒーローインタビューで突然の現役引退を発表して球界を驚かせた。同年は6月下旬から投打がかみ合って11連勝。森本稀哲ら若手も台頭し、終盤に西武を逆転して球団25年ぶりで北海道移転後では初のリーグ優勝を飾った。

 新庄監督は試合前に「20年前の今日、俺、引退発表して(チームは)日本一になれたんだよね。だから、今日、引退発表しようかな。そうしたら日本一になれるでしょ?」と再び“引退宣言”。験を担ぎ、鼓舞する狙いもあったのか。チルドレンが躍動して3連敗で止め、「冗談、冗談。もう20年たつんだと思って~」と笑い飛ばして“引退発表記念日”を懐かしんだ。

 20年前の満塁弾と重なるように水谷は満塁からの決勝二塁打。4月18日時点で19試合消化の4位も同じだ。悲願のリーグ優勝と日本一へシナリオは整った。(小渕 日向子)

 ▽新庄監督の現役引退宣言 日本ハム時代の06年4月18日のオリックス戦(東京ドーム)の2回に2号ソロ。試合中の談話で「28年間思う存分野球を楽しんだぜ。今年でユニホームを脱ぎます打法」と表現した。7回には満塁弾。10―4で大勝後のお立ち台で「タイガースで11年、アメリカで3年、日本ハムで3年。今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました」と宣言して驚かせた。同年は襟付きアンダーシャツやハーレーなど話題を振りまき、25年ぶりのリーグ優勝&44年ぶりの日本一に花を添えた。

 ▼日本ハム・水谷(6回に逆転の決勝二塁打)今年は「1番」にこだわりたいと言ってきたけど、僕が1番に入って勝った試合がここまでなかったので、自分の一本で勝ててよかった。

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