【惜別球人】ロッテ・二木 打撃投手で再出発「少しでもチームを支える力になりたい」

[ 2025年12月26日 05:30 ]

ロッテ・二木
Photo By スポニチ

 10月のドラフト会議では将来の球界を担う若手選手たちが指名を受けてプロの門を叩いた。一方で、多くの選手が今季限りでの引退や、他球団への移籍など新たな人生をスタートさせることになった。今年まで所属したチームから去りゆく選手を2回に分けて紹介する、年末恒例の「惜別球人」。ロッテは二木康太投手(30)。

 現役最後の登板は10月5日の今季最終戦、ソフトバンク戦だった。1―1の7回に登板した二木は山川に満塁弾を被弾し、1回を2安打4失点。ただ、その結果で引退を決めたわけではない。

 「ここ数年は自分の納得するボールが投げられなくなっていたし、あの試合で好投しても来年の契約は難しかったかな。思い出づくりじゃないけど、最後にファンの前で投げるチャンスを頂けたんだと思います」。

 13年にドラフト6位指名され、鹿児島情報出身初のプロ野球選手となった。忘れられない一戦がある。17年5月6日、小学生のころから大ファンだったソフトバンク・川崎と初対戦した試合だ。「グラブも川崎モデルを使っていたし、下敷きとかボールペンとかも川崎さんだったので、凄く興奮して、めちゃくちゃうれしかったですね」。初回、先頭の川崎から三振を奪うと、5回1失点の粘投で白星を飾った。

 背番号が「64」から「18」に変わった20年に9勝をマーク、翌21年には開幕投手も務めた。だが、近年は故障に苦しみ、23、24年は2年連続で1軍登板なし、今季も1試合だけの登板に終わった。「これまで多くの人に支えてもらったので、これからは少しでもチームを支える力になりたい」。来季からは打撃投手として腕を振る。 (大内 辰祐)

 ◇二木 康太(ふたき・こうた)1995年(平7)8月1日生まれ、鹿児島県出身の30歳。鹿児島情報では1年秋からエースとして活躍し、3年夏の鹿児島大会では同校初の4強入りに貢献。13年ドラフト6位でロッテ入団。1メートル90、85キロ。右投げ右打ち。

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年12月26日のニュース