ホワイトソックス 村上獲得発表 背番号は「5」 英語で呼びかけ「ムネと呼んで」

[ 2025年12月23日 01:30 ]

ファンにビデオメッセージを送る村上(ホワイトソックス公式Xから)

 ホワイトソックスは21日(日本時間22日)、ヤクルトから村上宗隆内野手(25)を獲得したと発表した。2年総額3400万ドル(約53億3800万円)で、背番号は「5」に決まった。ポスティングシステムによる移籍で、譲渡金は657万5000ドル(約10億3200万円)。日本野手最高額を塗り替える総額1億ドル超の大型契約を予想する声もあったが、2年連続最下位の古豪でメジャーに適応して実績を積み、2年後再びFA市場で大型契約を目指す。

 22日(日本時間23日午前7時)の交渉期限が目前に迫る中、村上の新天地が決まった。2年連続地区最下位に沈み、再建へ動き始めたホワイトソックス。村上は球団公式SNSにホ軍のピンストライプのユニホーム姿で登場し、英語で「ムネと呼んで。シカゴに来られてうれしい」と満面の笑みでファンへ呼びかけた。

 ポスティングシステムの申請が行われ、全30球団に契約可能選手として通知されたのは11月7日。その時点では8年総額1億8000万ドル(約283億円)など、多くの米メディアが日本野手最高額を更新する1億ドル超の大型契約を予想していた。だが、今オフのFA市場は主に一、三塁を守る「コーナー内野手」が豊富な上に、大物野手の契約がまとまらず停滞していた。

 レッドソックスからFAのブレグマン、マリナーズからFAのスアレス、パドレスからFAのアラエスらの去就も決まらず。村上は25歳という年齢が魅力だが、三振率の高さや守備面を不安視する見方も根強かった。決着した契約は2年総額3400万ドル。平均年俸1700万ドルは、吉田がレッドソックスと22年オフに結んだ5年総額9000万ドルの同1800万ドルを下回る。

 ただ、村上と代理人のケーシー・クロース氏には、ホ軍との2年契約に明確なビジョンがある。投手と比べて、野手のメジャー挑戦は特に1年目に苦しむ傾向が強い。より速い球速、見たことない変化球の球筋、過酷な日程と多くの難題に適応し、2年間で実力を示せばいい。また、再建期で常に結果を求められるわけではなく、一、三塁ともレギュラー不在のホ軍の布陣も、経験を積むためには好環境だ。大リーグ公式サイトは「平均年俸が低いより長期間のオファーもあったが、村上は2年契約を選んで自分自身にかけた」と伝えた。

 「新しい道が始まること、夢であった舞台で野球ができること、今はその現実にとてもワクワクしています」。村上はインスタグラムでそう決意表明した。「挑戦」であり、「勝負」の2年間が、いよいよ始まる。

 ▽シカゴ・ホワイトソックス ア・リーグ中地区所属でリーグ創設の1901年から加盟している伝統球団。1906年、17年、2005年にワールドシリーズ制覇。五大湖に面し風が強く「ウインディーシティー(風の街)」とも呼ばれるイリノイ州シカゴが本拠。1919年には八百長事件(ブラックソックス事件)で強打者の“シューレス”ジョー・ジャクソンら8選手が永久追放。その後は長く低迷期が続いた。日本選手は過去、高津臣吾、井口資仁、福留孝介が所属。本拠はギャランティードレート・フィールド。

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