広島ドラ1平川蓮 “セ界初”「両打ちトリプル3やってみたい」 背番号「51」誠也+小園で偉業に挑む

[ 2025年11月29日 05:45 ]

仮契約を結んだ広島ドラフト1位の仙台大・平川
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 広島からドラフト1位指名を受けた仙台大・平川蓮外野手(21)が28日、札幌市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は「51」に決定。両打ちとして、右打席ではカブス・鈴木誠也(31)のようなパワフルさ、左打席では小園海斗内野手(25)のようなコンタクト重視の打撃を思い描いた。背番号51の系譜を継ぎ、“セ界初”となる両打ちでの「トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)」を目指す。

 背番号「51」の系譜を継ぐ。かつて球団では日米通算269本塁打の鈴木と今季首位打者、最高出塁率の2冠に輝いた小園が51番を背負った。平川は、その両選手を掛け合わせた打撃スタイルを体現し、将来的な偉業に挑む決意を示した。

 「(51は)凄い選手が背負う番号だと思う。(理想像は)左打席ではシャープにスイングして、右打席ではパワフルにフルスイングする。左では小園さん、右では鈴木誠也さんみたいな感じ。(両打ちで)トリプルスリーとか、誰もしなかったことをやってみたい」

 02年の松井稼頭央以来、セ・リーグでは初となる両打ちでのトリプルスリーを目標に掲げた。札幌国際情報高では主に投手も、仙台大入学と同時に野手に転向。元々は右打ちだったが、右肘のけがで一度は左打ちに転向した。その後、患部が回復したことで2年秋から両打ちに本格挑戦。仙台六大学リーグで3年春以降に放った9本塁打のうち、右打席では1本塁打だが、両打席で長打が打てるのは魅力。新井監督も1年目からの活躍を期待しており、新人自身も唯一無二の存在を目指して練習に励む。

 「フィジカル面ではまだ通用しないと思っている。もっと鍛えられれば。スピードを落とさずに、もっとパワーをつけたい」

 現在の体重93キロからの増量に向け、ウエートトレーニングでは重量を上げるメニューに注力。スクワットは140キロで限界の回数を行い、35キロのダンベルを片手で限界まで上げるメニューも続けている。筋肥大につなげる狙いがある。右打席で必要なパワーをつけると同時に、左打席で強みとするコンタクト率の向上へも「ティー打撃も正面だけでなく、横とか、いろんな(角度をつけて)練習をしている」と余念がない。打力とともに、4年春、秋にはリーグ戦で盗塁王に輝くなど、50メートル走5秒8の俊足も持ち味としており、トリプルスリーを狙える素質は秘めている。

 今月4日から25日まで母校・札幌国際情報高で教育実習を行った。保健体育を担当。後輩たちからはサイン攻めにあった。「サインの価値が上がればいいなと思う」。故郷の北の大地から、ドデカい選手になることを誓った。(長谷川 凡記)

≪現役3人目の教員免許取得選手≫

 ▽プロ入り前に教員免許を取得した主な選手 栗山英樹(ヤ)は東京学芸大で小・中・高の教員免許を取得。赤星憲広(神)は亜大で社会科、上原浩治(巨)は大体大で体育、井端弘和(巨)も亜大で体育の免許を取得している。現役選手では東浜(ソ)と九里(オ)がそれぞれ亜大で社会科の免許を取得している。

 ◇平川 蓮(ひらかわ・れん)2004年(平16)3月31日生まれ、札幌市出身の21歳。札幌国際情報高では投手で仙台大進学後に野手転向。俊足強打のスイッチヒッターとして今秋のリーグ戦では最多本塁打、最多打点、最多盗塁の3冠に輝いた。7月の日米大学野球選手権では全試合にスタメン出場し、全勝優勝に貢献した。1メートル87、93キロ。右投げ両打ち。

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