広島・常広羽也斗 伸び悩み打破へ3年目の進化誓う 技術を磨き納得いくボールの確率を上げる

[ 2025年10月27日 05:45 ]

大野練習場のブルペンで精力的に投げ込む広島・常広
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 広島・常広羽也斗投手(24)が大野練習場のブルペンで精力的に投げ込んでいる。26日は、8秒に1球のインターバルピッチングを間に挟んで92球。130球を投じた日もあった。投球フォームの修正を体に覚え込ませるためで、肩甲骨などが正しく動くよう体の使い方を見直す日々を送る。3年目を迎える来季の進化へ「技術を磨き、自分が納得できるボールの確率を上げていきたい」と力を込めた。

 投球が捕手のミットに吸い込まれると力強い音が鳴った。大野練習場のブルペン。常広は変化球を交えた通常の投球練習の合間に、8秒に1球のインターバルピッチングを挟んだ。ここで右打者の外角低めを狙って40球を投げ、トータルで92球を投げ込んだ。

 「8秒というインターバルだと自分の感覚で修正するしかない。短い間隔でアウトコース低めだけを狙って何球も投げることで、そういうフォームをつくり上げる感じです」

 フォームの理論的な部分を先に頭で考えるのではなく、どんどん投げることで修正する感覚を体に覚え込ませる。「そこから(修正の感覚を)言葉に直していけばいい」。オフにインターバル投球を取り入れる意図を、右腕はそう説明する。

 10月は宮崎でのフェニックス・リーグに同行せず、肩周りなどのコンディションが整って以降は2日に1度のペースで、80~90球を投げ込んできた。「良いフォームで投げられていたので、身に付けるために」130球を投じた日もあった。

 2年目は「結果を残せなかった」と振り返る通り、登板7試合で2勝4敗、防御率7・96。体のコンディション面を含めて状態が上がらず、昇格は8月24日までズレ込んだ。伸び悩む現実。誰に指摘されるまでもなく本人が一番分かっている。

 「体調が良くない時に、どうやって試合で投げて抑えるか…が大事。コンディションを含めて技術なので。何ができて何ができないか、自分が一番分かっているつもりなので、それをどう技術につなげていくか…を、今はやっています」

 今後はインターバルピッチングを含めて投げ込みを続け、感覚を体に覚え込ませたい考え。同時に筋力トレーニングで下半身を徹底的に鍛え上げ、上半身は筋肉が正しく動くコンディションづくりを心がけるという。

 「自分が納得できるボールを投げられるのが一番。今年は、投げられない試合が多かった。納得いくボールを投げたら、それなりの結果が付いてくることが(経験で)分かったので、どれだけ確率を上げられるか」

 23日のドラフト会議で球団は大学生4投手を指名した。23年のドラフト1位右腕も、うかうかしていられない。3年目を迎える来季、技術を磨いて進化し、本領発揮といきたい。(江尾 卓也)

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