投手王国・仙台育英の須江監督が思い描く「東北に井須あり」の未来 次世代の逸材は東北大会で開花なるか

[ 2025年9月27日 21:50 ]

飛躍を誓う井須(撮影・柳内 遼平)
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 秋季高校野球宮城県大会で優勝を果たした仙台育英は10月9日に開幕する東北大会(岩手)の出場権を手にした。来秋ドラフト候補に挙がる最速145キロ左腕・井須大史投手(2年)は選抜出場の当確ラインになる決勝進出に導く活躍を誓った。

 背番号10を背負った宮城県大会はわずか2試合、3イニングのみの登板に終わった井須がコンディションを高めている。東北大会をにらんだ練習試合では主に先発投手として常時140キロを超える快速球、スライダー、チェンジアップのコンビネーションで好投を続ける。無限のポテンシャルを秘める逸材は開花を予感させるが「自分の中ではまだまだです。詰めの甘さを感じています」とおごりはない。

 今夏の甲子園で16強に導き、プロ志望届を提出した最速147キロ左腕・吉川陽大投手(3年)の背中を追いかける。「すごく差を感じている。吉川さんは変化球でカウントを整えていく投球で味方に守備からのリズムを与えることができる投手。自分は結果的に抑えられていてもボール先行が目立つので改善していきたい」と理想は高い。今夏まで間近で見てきたからこそ、先輩の背中は遠くに見える。

 10月の東北大会で決勝進出に導けば甲子園出場の当確ランプを灯すことができる。「甲子園に行くには本当に高い壁があると思いますが、やっぱりその舞台に行きたい。“ミスが出なければ勝てる”と(指導者から)言われているので、そこに重きを置きたい」。投手王国・仙台育英の次なる逸材が開花すれば、2季連続の甲子園出場は近い。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

 ▼仙台育英・須江航監督 井須は昨年の今頃は吉川より信頼の厚いピッチャーだったんです。夏に吉川が急成長したことで出番は少なくなりましたが、やはり彼がチームを代表する投手であることに変わりはありません。安定度、完成度はまだまだかもしれませんが、スケールのある投手。僕は“東北に井須あり”みたいなピッチャーに育つと思っています。

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