阪神・佐藤輝明 元同僚・青柳撃ち39号! 85年掛布以来の生え抜き40発王手「行けるところまで行く」

[ 2025年9月23日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神2-3ヤクルト ( 2025年9月22日    神宮 )

<ヤ・神24>2回、先制ソロを放つ佐藤輝(撮影・尾崎 有希)
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 阪神・佐藤輝明内野手(26)が22日、ヤクルト戦の2回先頭で出場4試合ぶりとなる39号ソロを放った。21~24年にチームメートだった青柳から左中間席最前列へ叩き込み、球団の生え抜きでは85年掛布雅之以来40年ぶりとなる40本塁打に王手をかけた。100打点の大台にもあと「3」。チームは3連敗も10月15日開幕のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに向けて状態を上げるとともに、残り5試合で「40―100」の達成へ挑む。

 入ってくれ――。虎党、そして佐藤輝の祈りが白球に乗った。低空飛行の砲弾が秋風を切り裂く。追走の末、見上げる左翼・内山。最後はフェンス最上部をかすめるようにして、スタンド最前列へと着弾した。2本塁打した15日の中日戦(甲子園)以来、出場4試合ぶりの39号ソロ。生え抜き選手では39年間、誰も手が届かなかった「40」に令和の主砲が指先を掛けた。

 「初対戦の投手だったので、とにかく思い切ってスイングしていくことを心がけた。先に点を取ることができて良かった」

 18・44メートル先には青柳がいた。過去4シーズン、ともにタテジマをまとった。何度もバックを守ってきた先輩との“初対戦”に感慨深さもあっただろう――。それは邪推だった。「今は敵なので、打つつもりでいった」。共闘の4年間、青柳が登板した79試合中、15試合で計18本塁打。その好相性は敵味方に分かれても同じだった。初球。アウトローのツーシームを見逃し、軌道をインプット。2球目の同じアウトロー、ゾーンいっぱいの直球を攻略した。

 「球の軌道もイメージしながら。まあまあ、良かった。良いスイングができたと思う」

 プロ4年で放った84発の約半数を、たった1年で打とうとしている。日々、己の状態と向き合い、構えた際のバットの角度やトップの位置を微調整。「投球へのコンタクト(=インパクト)」だけに強い意識を置いて戦ってきた。間近で佐藤輝の打撃をチェックする、ある球団スタッフも「きっちり当てさえすれば打球は勝手に飛んでいく、というのが分かったのでは」と証言。飛距離目的の大振りを封印し、打つべくして打った39本のアーチ。40本も通過点。「行けるところまで行く」。決意にウソはない。

 「(40発へ)変わらず一打席一打席、頑張ります」

 生え抜きでは79年掛布雅之以来の300塁打をクリアするとともに、100打点にもあと3に迫った。「40―100」なら49年藤村富美男、85年掛布以来、生え抜き3人目の偉業。残り5試合。覇権奪回とともにレジェンドの背中を追い続けた背番号8の2025年は、いよいよクライマックスを迎える。(八木 勇磨)

≪40号はラスト4試合の甲子園に期待≫
 ○…佐藤輝(神)がシーズン40号の大台にリーチ。残り5試合のうち、23日DeNA戦の横浜スタジアムでは今季、セ本拠地球場最少の2本止まり。ただし予告先発のケイからは7月26日(甲子園)にソロ本塁打。昨季から通算2本塁打で、阪神の打者で唯一ケイから本塁打の実績ではどうか。本命はやはり26日からラスト4試合の本拠地・甲子園か。通算123本中40本を占め、今季の10本(57試合)は23年の13本(59試合)に次ぐ量産。直近では9月15日の中日戦で2打席連続の37、38号を放っており、同じ中日戦でのメモリアル弾に期待だ。

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