ドジャース・大谷 男気!緊急二刀流出場 全開!メジャー最多1試合11球の100マイル超え

[ 2025年9月7日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース1―2オリオールズ ( 2025年9月5日    ボルティモア )

<オリオールズ・ドジャース>雄たけびを上げながら力投するドジャース・大谷(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が5日(日本時間6日)、オリオールズ戦で緊急二刀流出場で男気を示した。背中の張りを訴えて登板回避したグラスノーに代わって急きょ先発登板。メジャー移籍後では最多の1試合11球の100マイル(約160・9キロ)超えのフルスロットルで3回2/3を3安打無失点に抑えた。70球の力投は報われず、無情のサヨナラ敗戦。痛恨の4連敗に沈んだ。

 男気の迫力が際立ったのは4回だ。二塁打と暴投で招いた無死三塁の窮地。大谷は球速100マイル(約160・9キロ)超の速球を連発した。5番カウザーは100・9マイル(約162・3キロ)で空振り三振。続くリベラの3球目には、メジャー公式戦では6月28日のロイヤルズ戦で計測した101・7マイル(約163・6キロ)に次いで2番目に速い101・5マイル(約163・3キロ)まで上がり、最後はスイーパーで空振り三振に仕留めた。

 当初の狙いは「打たせて取る投球で長いイニング」でも、打線低調で1点も与えたくない場面では全開になった。「前に(打球が)飛べば点数が入るシチュエーション。空振りを取りに行く方にシフトして投げた」。1試合11球の100マイル超えはメジャー98度目の登板で最多。無失点のままマウンドを降りた。

 2日前の3日に体調不良でパイレーツ戦の登板を見合わせ、8日(日本時間9日)へ仕切り直した予定を前倒しした。グラスノーが背中の張りで登板回避したためだ。試合開始5時間前に遠征先のホテルで首脳陣から打診され「体調もよかった。“いけるよ”と伝えた」と快諾した。

 「僕が体調が悪くて登板できなかった時はシーハンが投げてくれたように、長いシーズンをやっていれば必ずこういうことがある。(登板準備の)ルーティンはあるけど、できなかった時はそれはそれ。やるしかないという気持ちでマウンドにいった」

 首脳陣が想定した60球を超える70球。2死三塁を残しての交代に「もう1人いきたかった。4回を投げ切って後ろにつなぎたかった」とまで言い切った。デーブ・ロバーツ監督も「急な登板だったのに素晴らしい仕事をしてくれた」と称賛を惜しまない。

 この力投を、今のドジャースは生かせない。大谷は打撃では1四球のみで3打数無安打。同点の9回にスコットがサヨナラ被弾し、前シリーズから地区最下位チームに4連敗を喫した。ただ、2位・パドレスも5連敗で2ゲーム差は縮まっていない。「みんなでカバーしていければ乗り切れる」。正念場の残り21試合。大谷は前だけを見据えた。(杉浦 大介通信員)

 【大谷に聞く】

 ――急な登板になった。

 「幸いに昨日強めのキャッチボールをやっていた。今日起きて体調も良かった。(風邪の症状が)治り際だった。ピッツバーグの1試合目、2試合目くらいがきつかった」

 ――2巡目は自らサインを出していた。

 「一応ミーティングはしたけど、(捕手のラッシングと)深くコミュニケーションが取れないままいってしまった。行き違いで、なかなかかみ合わないのが少し続いていた」

 ――打線が不振。

 「全員がいろいろ試しながら、工夫しながら、改善しながらやっている中で結果が出ていない。フラストレーションもたまる。もっとやりたい、もっと結果を出したいという気持ちが先行しすぎて、オフェンスでは空回りしている状態が続いているのかなと思う」

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