ドジャース・大谷 プロ初の三重殺&4戦連発43号 試合はサヨナラ3連敗でパドレスに並ばれた

[ 2025年8月14日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース6―7エンゼルス ( 2025年8月12日    アナハイム )

<エンゼルス・ドジャース>9回、ドジャース・大谷はソロホームラン(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)は12日(日本時間13日)、エンゼルス戦に「1番・DH」で出場。同点の6回に遊直でプロ初の三重殺を食らったが、9回先頭で一時勝ち越しの43号ソロを放った。今季2度目の4戦連発でリーグ単独トップ浮上も、延長サヨナラ負けで3連敗。4連勝のパドレスに勝率で並ばれた。13日(同14日午前10時38分開始)は投手として、23年WBC決勝以来876日ぶりに盟友マイク・トラウト外野手(34)と対決する。

 初めての屈辱をひと振りで返した。バットを放り投げた大谷が、自軍の一塁ベンチへ右手を掲げ声を上げながら走り出す。古巣エンゼルスの本拠地のファンも、敵味方関係なく総立ちで熱狂した。

 「素晴らしかった。打席での質、粘り、大きな一打。ベンチでもその高揚感は感じた」

 デーブ・ロバーツ監督がそう振り返った一撃は、5―5の9回先頭だった。エ軍の守護神ジャンセンの2球目、92・4マイル(約148・6キロ)の高めのカットボールを完璧に捉えた。右翼席へ打球速度114・8マイル(約184・8キロ)、飛距離404フィート(約123・1メートル)の豪快弾。この試合まで15試合連続無失点だった右腕からの、一時勝ち越しの43号ソロだった。7月23日にマークした自己最長の5試合連続本塁打に続き、今季2度目の4戦連発。リーグ単独トップに立った。

 「きっと怒らせたんでしょうね…」と笑ったのはエ軍時代の同僚ネトだった。6回無死一、二塁の勝ち越し機だった前の打席。救援左腕バークの厳しい外角低め97・1マイル(約156・2キロ)直球を、腕を目いっぱい伸ばして拾った。だが、中堅方向へのライナーは二塁後方にいた遊撃手・ネトの正面。そのまま二塁を踏み一塁へ転送すると、2人の走者は戻れず三重殺となった。打者としては日米通じて初めての屈辱。バットを持ったまま左腰に手を当て、しばらく立ち尽くした。

 9回にはべシアが同点とされ、タイブレークの延長10回にサヨナラ負けを喫した。3連敗でエ軍には今季5戦5敗。7月3日に最大9ゲーム差だった2位・パドレスに勝率で並ばれた。「もっと良い野球をして勝ち方を見つけないと。何とか自分たちの手で流れを取り戻さないと」と指揮官。連敗ストップを託されるのも大谷だ。

 13日(日本時間14日)は二刀流でマウンドに上がる。注目は盟友・トラウトとの2度目の対決だ。23年3月21日のWBC決勝で9回2死からスイーパーで空振り三振を奪い、侍ジャパンの世界一を決めてから876日ぶり。大谷が「間違いなく今までの中でベストの瞬間だと思う」と振り返り「最後はいい球だった。第1Rは彼が勝ったってこと」とトラウトが言った夢の再戦と、5戦連発に挑む。(奥田 秀樹通信員)

 ≪日本では走者で≫大谷は打者としてプロ初の三重殺。日本ハム時代の14年4月22日のソフトバンク戦では一塁走者だった3回無死一、三塁、中田(現中日)の中飛で三塁走者・西川(現ヤクルト)が本塁憤死。二塁を狙った大谷もアウトになった。メジャーでは昨年9月24日のパドレス戦の9回、ロハスが三ゴロでの三重殺で試合終了した際、次打者だった。日本選手ではマリナーズ・城島健司が06年5月27日のツインズ戦での二ゴロ、レッズ・秋山翔吾(現広島)が20年7月29日のカブス戦での三直で三重殺となった。


 ▽大リーグの順位決定方法 勝率で順位を決定するが、同率で並んだ場合の決定方法は以下の順となる。(1)レギュラーシーズンの直接対決の成績(2)同地区内での対戦勝率(3)同一リーグ他地区との対戦成績(4)同一リーグ内の後半81試合の成績(5)後半81試合から82、83試合と順次拡大した時点での成績。この日でドジャースは68勝52敗、勝率・567でパドレスと並んだが直接対決は5勝2敗。15日(日本時間16日)から本拠地で3連戦、22日(同23日)からは敵地で3連戦の計6試合の直接対決を残している。

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