夏の甲子園 酷暑対策2部制拡大 各校受け止め方はそれぞれ 第4試合18時45分開始に強豪校“予習”

[ 2025年8月3日 05:00 ]

阪神甲子園球場
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 第107回全国高校野球選手権大会(5日開幕、甲子園)は、3日に大阪市内で組み合わせ抽選会が行われる。酷暑対策として午前と夕方に開催を分ける2部制は導入2年目を迎え、昨夏の1日3試合開催の3日間から実施日を拡大。1日4試合開催の4日間を含めて第1日からの6日間は最も暑さが厳しい時間帯を避ける。効果が認められれば、将来的には全日程で2部制に移行する可能性もある。

 7月31日に始まった甲子園練習で各校の監督に意見を聞いた。朝夕に開催を分ける2部制拡大への受け止めは三者三様。ノーシードから岩手大会を制した花巻東(岩手)の佐々木洋監督は「暑さが気になっている。ナイター練習はあまりできていないが、気温に関しては東北から来たチームとしてはやりやすい」と歓迎した。

 開星(島根)の野々村直通監督は14年ぶりに甲子園で指揮。平日練習は午後7時ごろには完全下校のため、ナイター経験は乏しくても「負けて帰るんなら(ナイターで)思い出の試合をした方がいいかな」と余裕の表情を見せた。

 入念に準備したチームもある。2部制の第4試合は午後6時45分開始予定でプロ野球のナイターより遅い。横浜(神奈川)は甲子園入りの前に「ナイター対策」として午後7時30分からノックを実施。村田浩明監督は「“やっていなかった”が絶対ないように」と春夏連覇へ一寸の隙も見せない。同様に優勝候補の山梨学院はナイター設備のある山梨学院大野球部練習場で「予習」していた。

 2部制拡大は「継続試合」の増加にもつながる。午前の部は午後1時30分を過ぎて新たなイニングに入らず同45分で打ち切り、夕方の部は午後10時を過ぎて新たなイニングに入らない。いずれも試合が終了していなければ継続試合となり、翌日以降に組み込まれる。

 日本高野連は今後も検証を継続していく方針で、効果が認められれば3試合以上ある全日程で2部制に移行する可能性もある。(柳内 遼平)

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