【球宴独占手記】ソフトバンク・杉山一樹「楽しい」 剛腕は「GO!ワン!」活動を広めたい

[ 2025年7月24日 06:00 ]

マイナビオールスターゲーム2025第1戦   全パ5―1全セ ( 2025年7月23日    京セラD )

<全パ・全セ>勝利のタッチをかわ杉山(右から4人目)ら全パのナイン(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 鷹の守護神が球宴も締めた。マイナビオールスターゲーム2025は23日、第1戦が行われ、全パが全セに5―1で勝利。9回を完璧に抑えたソフトバンクの杉山一樹投手(27)が手記を寄せ、プロ7年目で初めて夢舞台に立った思いをつづった。今季は両リーグ最多タイの41試合に登板し、シーズン途中からは守護神を任され、11セーブをマーク。日本代表入りも果たした剛腕は、スター選手が集った祭典を心から楽しんだ。

 【杉山一樹 手記】まさにお祭りでしたね。最高ですね。9回は9球オール直球で抑えさせていただきました。最後が阪神の大山さんで本当にいい打者ばかりでした。交流戦では同じ阪神の森下くんには全部フォークだったんです。広島の坂倉選手には横手投げのジェスチャーをしてから投げました。えっ?スリークオーターくらいでしたか。でも球速(157キロ)は出ていた。あの投げ方って、投げやすいんですね。

 お客さんに見られることはうれしいけど緊張ってしないんです。プロ1年目は歓声が聞こえていたけど2年目から聞こえなくなっていった。千賀さん(現メッツ)に聞いたんですよね。球を投げた後に次の球を考える。投げるまでの間に打者の反応を予測し、瞬時に今後の配球を判断しなさいと。仕事に集中していたら、周りの声は聞こえなくなった。

 オールスター同様に球界トップの選手が集まるのが日本代表ですよね。前回(2月)初めて侍ジャパンに選ばれた時に西武の今井くん、石井(阪神)らと交流しました。変化球の握りについて「どうやって投げてるの?」とか。今井くんにはスライダーを教わりました。クイックなどメカニックの部分を吸収できました。今回も全員と話したい。新庄監督には美容系、スキンケアを聞きたいですね。

 剛腕と呼んでもらっているだけに、全国のスタジアムで「GO!ワン!」活動を広めたいとも思っています。オールスター期間が休みだったら愛犬のチワワ「ビビ」と福岡県外にあるドッグラン付きの温泉施設で入浴するつもりだったんですよ。今回はホテルに預けています。みずほペイペイドームでは球場に愛犬と一緒に試合が観戦できるイベント「いざゆけワンワンデー」などがありますが、毎試合で愛犬を連れてきていいようにしてほしいんですよね。喜んで愛犬がしっぽを振ってくれるのであれば、僕はもっと腕を振りますよ。

 対決はなかったけど巨人に移籍して今年はセ・リーグで出ているタクさん(甲斐)との思い出も多い。どんな球を投げても、体で止めてもらってきた。交流戦の時もアドバイスをくれました。ぜひ恩返しをしたいです。

 最終回を任される守護神って勝つか、負けるか。それが楽しいですね。点をやることなく、試合に勝てたらいい。本当は投げられるならばどこでもいいですが、最終回を投げるならば勝たなくてはいけない。だからまだまだ頑張るし、これからも勝ちに貢献できるように投げていきたいです。
 (福岡ソフトバンクホークス投手)

 ◇杉山 一樹(すぎやま・かずき)1997年(平9)12月7日生まれ、静岡市出身の27歳。小3から硬式野球を始め、駿河総合(静岡)から投手。3年夏は初戦の2回戦敗退。三菱重工広島で都市対抗2度、日本選手権3度出場。2018年ドラフト2位でソフトバンク入団。1メートル92、107キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年7月24日のニュース