巨人 自力V消滅…スポニチ担当記者3人が「打線」「投手」「守備」の要因分析

[ 2025年7月20日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人0―4阪神 ( 2025年7月19日    東京D )

<巨・神> ベンチで厳しい表情の阿部監督(撮影・大森 寛明)
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 リーグ連覇を目指す2位の巨人は首位・阪神に延長戦の末敗れ、今季87試合目で早くも自力優勝の可能性が消滅した。借金2で10ゲーム差をつけられた要因はどこにあるのか。残り56試合で追い上げるためには何が必要か。巨人の担当記者3人が「打線」、「投手」、「守備」の3部門それぞれを分析した。

 【打線】主砲・岡本の離脱で、87試合で打線は80通りと、日替わり打線が得点力不足につながっている。代役の4番には6人を起用。昨季は岡本の前でチャンスメーカーとして大きな役割を担っていた吉川が4番に入るなど、チャンスを「つくる人」と「還す人」があやふやで、形が見えていない。キャベッジ、ヘルナンデスの不振も痛い。

 貧打ではない。試合前時点でチーム打率はリーグ2位の・242。本塁打はトップの51本。一方で、盗塁はワーストタイの37個。機動力を使えず、1死三塁といった適時打以外でも得点を奪える状況をつくれていない。

 泉口や増田陸といった若手は奮闘中。1点を争う試合が続き、常にプレッシャーのかかる打席を重ねている。この経験を、岡本が帰ってくるシーズン終盤に結果へとつなげられるかが鍵になる。(小野寺 大)

 【投手】投手陣はエース戸郷の不振もあり、なかなかローテーション6枚を確立できていないのが現状だ。

 19日試合前時点でのチーム防御率2・55はリーグ2位。しかし、2年連続開幕投手を務めた戸郷が2度の2軍降格など2勝6敗、防御率5・24と本調子とは程遠い。昨季15勝の菅野(オリオールズ)の穴を埋める第1候補だったが、復調のきっかけをつかめていない。先発は西舘や横川、堀田ら若手の奮起を待つしかない状況だ。

 ただ、ここまでチームトップ8勝の山崎の成長は明るい材料。開幕36イニング連続無失点のリーグ記録樹立など安定感抜群だ。前半戦で自己最多6勝を挙げた赤星、初の開幕ローテーション入りした井上の奮闘も光る。大勢、マルティネスら救援陣は強力なだけに、立て直しには先発陣の充実が必須だ。(村井 樹)

 【守備/】今季はビジターで分が悪い。14勝28敗2分けの勝率・333。ホームの27勝15敗1分けとは対照的だ。特にマツダで0勝6敗、甲子園で3勝6敗。昨季はビジターでも38勝29敗4分けと勝ち越し。マツダでは4敗2分けでスタートも、7月以降は6勝1敗と盛り返した。

 ともに土と天然芝のグラウンド。守備力の安定が必要だ。昨季は主に一塁・岡本、二塁・吉川、三塁・坂本、遊撃・門脇の布陣でリーグ最少の58失策の堅守を誇った。だが、今季は岡本の離脱もあって吉川以外は流動的。一塁は増田陸、遊撃は泉口が奮闘しているが、打力を買って内野の中山が左翼に挑戦するなど経験が浅く、48失策はリーグワーストとなっている。阿部監督もミスは想定内だろうが、現状では失敗を糧にできていない。(青森 正宣)

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