【高校野球】九州国際大付2年生・牟礼、バックスクリーンに豪快弾「手応えは完璧」今夏1号2ランで快勝

[ 2025年7月18日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権福岡大会4回戦   九州国際大付8-1八女 ( 2025年7月17日    光陵グリーン )

<九州国際大付・八女>豪快な本塁打を放ちガッツポーズする九州国際大付の牟礼
Photo By スポニチ

 第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)の地方大会が17日、各地で行われた。福岡大会は4回戦8試合が行われ、ベスト16が決まった。2年ぶりの出場を目指す九州国際大付は八女に8―1の7回コールドで快勝。1番の牟礼翔(2年)が6回にバックスクリーンへ高校通算17号となる今夏1号の2ランを放った。

 猛暑のスタジアムに快音が響き渡る。牟礼は5点リードの6回、追い込まれながらもスライダーを振り抜いた。打球は逆風にも負けず中堅122メートルのバックスクリーンに突き刺さる。「手応えは完璧。レフトではなくセンターに飛んだのもよかった」と自賛した。安打はこの1本のみだったが、今月14日に17歳になった背番号7。自ら祝う一発となった。

 昨夏は2本塁打を放つなど「スーパー1年生」と注目された。一方で「自分のせいで負けた」と唇をかむ。準々決勝の近大福岡戦。8回2死二塁で三振に倒れ、チームは0―1で夏の連覇を逃した。寮に戻り、帽子のつばに「あの三振を忘れるな」と記し、ここまでかぶり続けてきた。

 冬場は下半身をいじめ抜いた。スクワットは1日2000回。1セット50回を繰り返して取り組んだ。体重は4キロ増の92キロとパワーアップした成果を夏2戦目で出した。通算本塁打はこれで17本目。「佐倉さんの記録を超えたい」とOBで23年にソフトバンク育成ドラフト3位で入団した先輩の通算31発を一つの指標にしている。

 楽天やヤクルトでプレーした就任2年目の楠城祐介監督は「彼だけ低反発バットを感じないですよね。追い込まれてからも粘り強さが出てきたのが昨年からの成長です」と目を細めた。チームは2年ぶりの甲子園へ残り4勝。岡山から駆けつけた母の広美さんに勇姿を届けた5人きょうだいの長男は「甲子園でホームランを打って(両親に)恩返しがしたいです」と力を込めた。帽子のつばには「全国制覇」とも記す牟礼の“翔タイム”はここからだ。(杉浦 友樹)

 ◇牟礼 翔(むれ・しょう)2008年(平20)7月14日生まれ、岡山県出身の17歳。陵南小1年時に陵南平野でソフトボールを始める。中学時代はヤンキース岡山ヤングで全国大会で準優勝を経験。高校では1年春からベンチ入り。憧れの選手は鈴木誠也(カブス)。1メートル80、92キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年7月18日のニュース