ドジャース・大谷 ボンズ氏うならせた!復帰後最多36球3回零封 2戦またぎ6連続奪三振も

[ 2025年7月14日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース2-1ジャイアンツ ( 2025年7月12日    サンフランシスコ )

ジャイアンツ戦に先発したドジャースの大谷(AP)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が大リーグ歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ氏(60=ジャイアンツCEO特別補佐)をうならせた。12日(日本時間13日)のジャイアンツ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、投手復帰5戦目で最多36球を投げて最長3回を零封し、最多4三振を奪った。打撃では4打数無安打でも2―1で競り勝ち、今季ワースト7連敗からの脱出に貢献。日本投手4人が初めて同日先発した中、大きな存在感を示した。 

 超一流は超一流を知る。ジャイアンツOBのバリー・ボンズ氏が自身の「ボブルヘッドデー」に来場し、始球式を務めた。大谷の3イニング目には地元放送局の中継席に登場。もしも現役時代に「投手・大谷」と対決していたら?想像を膨らませて“完敗”を認めた。

 「サチェル・ペイジ(黒人リーグ出身で、大リーグでは59歳で史上最高齢登板を記録した伝説の名投手)にやられた感じで、すぐに自分のノートに“この投手は凄い”と書き込んでいただろう。三振をたくさん取られていたはず。間違いない」

 年間最多73発など本塁打王2度、MVP7度の大打者をうならせる快投だった。初回。敵地オラクル・パークに「BEAT LA(LAを倒せ)」の大歓声がこだまする中、大谷は「ストレートでいけそうな雰囲気だった」と初球から直球を7球続けた。

 先頭のヤストレムスキーを98・9マイル(約159・1キロ)、続くラモスを最速99・9マイル(約160・8キロ)でともに空振り三振。3番ディバースの3球目の直後に靴ひもを結び直した際に地響きのような大ブーイングを浴びても動じない。スライダーで空を切らせ、3者連続空振り三振に斬って敵地を沈黙させた。

 前回5日のアストロズ戦から2試合にまたいで圧巻の6者連続奪三振。2回はスイーパーを多用、3回は再び直球中心で攻めて二塁を踏ませず、4戦連続&8イニング連続無失点へ伸ばした。直球63・9%(23球)は投手復帰5戦目で最多。ストライク率69・4%(25球)の制球力も光り、「勝手に(球速が)出ている感じがある。それが一番いいこと。100マイル(約160・9キロ)だけを投げるのではなく、100マイルも投げられるのが今の武器」とうなずいた。

 昨夏の球宴前日会見で大谷は本塁打競争で見たい選手を問われ「バリー・ボンズ」と即答した。憧れの打者の代名詞「スプラッシュヒット」を前日に日本選手で初達成した打撃では4打数無安打。「打席ではいい仕事ができなかったので悔しい思いがある。明日それを返せるようにしっかりアプローチしたい」と13日(日本時間14日)の前半最終戦へ気合を入れ直した。(柳原 直之)

 【大谷に聞く】

 ――7連敗中の登板で重圧は?
 「先制点を与えないのが先発投手のやること。その中で長いイニングを投げていくということでいうと、いい立ち上がりだった。打線には打席に集中してもらえるような投球をしたいなと思っていた」

 ――制球が乱れても修正できる。
 「復帰1戦目でしっかりスピードが出て強度が出ていたのが、もうちょっと軽く投げてもいいんじゃないかという安心感につながっていると思う。1試合目でいい入りができたのが、ここまでいい結果が出ている要因かなと思う」

 ――順調にきている。
 「投げている球種に関してはいい精度で投げられている。まだ試していない球種(カーブなど)に関しては、ちょっと分からないところがある。もうちょっと長いイニングを投げていく中で試しながらいければいい」

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