【夏の大会直前、大阪桐蔭に密着!】日本一を狙う常勝軍団 森陽樹&中野大虎のブルペン投球は迫力満点

[ 2025年7月4日 08:00 ]

大阪桐蔭の2枚看板・森陽樹(左)と中野大虎
Photo By スポニチ

 第107回全国高校野球選手権大会(8月5日から18日間、甲子園)の出場校を決める大阪大会は、5日に幕を開ける。スポーツニッポン新聞社では、今春の大阪大会覇者で、今大会の優勝候補筆頭に挙がる大阪桐蔭の直前公開練習の様子を、記事と動画で届ける。

【動画】夏の大会直前!大阪桐蔭に密着、迫力満点!森陽樹&中野大虎のブルペン投球

 1951年の統計開始以降、最も早い梅雨明けとなった2025年の近畿地方。大阪府大東市内のグラウンドにも、午前中から6月下旬とは思えない強い日差しが照りつけた。そんな中、大阪桐蔭ナインの動きも熱を帯びた。強化練習も最終段階。目前に迫った夏の大阪大会へ向け、最後の仕上げに入った。

 今年のチームの生命線とも言える2枚看板も、順調だ。この日はブルペンで投球計測機器「ラプソード」を用いて球速などを測定。身長1メートル90、体重88キロの最速153キロ右腕・森陽樹(3年)は約40球を投げ込み、やや荒れ気味の剛球を捕手のミットに叩き込んでいく。直球の最速は150・7キロ、投球回転数は2700をマーク。NPBの平均2300回転前後を大きく上回り、メジャーでもトップクラスの数値に、解析を担当したネクストベース社・森本崚太氏も「あくまで回転数だけで言うとプロでもトップ層」と説明した。ただし、回転軸には課題もあるという。

 最速149キロ右腕の中野大虎(3年)は、約60球を投げ込んだ。こちらは切れ味鋭い直球を捕手のミットに突き刺していった。直球の投球回転数は2100台だったというが、森本氏は「中野くんは回転数自体は少ないですが、回転軸はきれいですね」と評した。球威があり、かつ打者の手元で伸び上がる直球を投げるには、投球回転数と回転軸の2大要素が大きく関係する。その2項目を比較するだけでも、森と中野が投手として対照的なタイプであることが分かる。

 ともに超高校級の素材と言える両腕。高校最後の夏に向け、見据える目標は共通している。森が「一番(大事なこと)はチームが勝つこと。自分の持っているものを出せたらチームも勝てると思う」と意気込めば、中野も「自分の代で甲子園に出場していないので、まずは甲子園に出場して、そして大阪桐蔭の目標である日本一を達成して、高校野球を終えたいという気持ちでいっぱいです」と決意を新たにした。互いを補完し合い、夏の日本一に照準を合わせる。そんな両投手のブルペン投球を間近から撮影した動画は、迫力満点だ。

 チームは夏本番を前に、気力充実。それでも甲子園大会で歴代最多の春夏通算70勝、同8度の優勝を誇る名将・西谷浩一監督は「日本一を目指してやっているということを言っていますが、今のままでは大阪も勝てないという気持ちでやっています」と手綱を締めることを忘れない。続けて「選抜に行けなかった分、夏一本に絞ろうということで、やってきましたので、それが口だけではなく実証できるように、やっていきたいと思います」と言葉に力をこめた。

 現チームは、大阪2位で臨んだ昨秋の近畿大会は初戦で滋賀学園(滋賀)に敗れて選抜出場を逃した。大阪を制して進出した今春の近畿大会も初戦で東洋大姫路(兵庫)に屈辱のコールド負けを喫した。悔しさを糧に、夏に臨む常勝軍団。森、中野に加え、左腕・佐井川湧牙(3年)、右腕・吉岡真介(2年)らが居並ぶ全国屈指の投手陣を擁し、最高に熱い夏を過ごすつもりだ。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年7月4日のニュース