財政破綻寸前のドジャースを屈指の強豪に押し上げたらつ腕オーナー NBAレイカーズについても期待大

[ 2025年6月19日 08:50 ]

マーク・ウォルター氏
Photo By スポニチ

 新たにNBAレイカーズのオーナーになるドジャースのマーク・ウォルターオーナーへの期待について、ロサンゼルスタイムズ紙が18日(日本時間19日)に報じた。

 レイカーズは1979年にジェリー・バスが球団を購入して以来、家族経営が続いてきたが、資金面での限界が問題だった。今回の売却で、レイカーズの球団評価額は約100億ドル(約1兆4500億円)になると見られている。

 レイカーズはバス氏が2013年に死去した際、所有権は家族信託に移されていた。この信託の構造上、6人の子どもの過半数が売却に同意する必要がある。なお、娘のジーニー・バス氏は、売却後も球団の代表権を持つ責任者として残る予定。ウォルター氏とトッド・ベーリー氏は、2021年にレイカーズの株式27%を取得し、最大の少数株主となっていた。ドジャースにおけるウォルター氏の登場は、まさに「救いの手」だった。

 2012年、フランク・マッコート氏から20億ドル(当時約1660億円)でドジャースを買収したウォルター氏のグッゲンハイム・ベースボールグループは、球団を財政破綻寸前の状況から救い出しただけでなく、アイデンティティーを見失っていたチームを再生へと導いた。

 グループは買収直後から選手年俸、クラブハウスの設備、スコアボードの刷新などに数億ドル規模の投資を実行。また、レイカーズのレジェンドであるマジック・ジョンソン氏を共同オーナーとして迎え、ファンからも信頼される象徴的存在とした。その後13年間で、ドジャースは13シーズン中12回の地区優勝、さらに2020年と2024年のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、メジャー屈指の強豪球団へと変貌を遂げた。

 ビジネス面でも2013年にはタイム・ワーナー・ケーブルと25年総額83.5億ドルにのぼるテレビ契約を結び、ドジャー・スタジアムには5億ドル超えの投資を行った。近年では、大谷翔平との7億ドル契約が球団のグローバルなブランド価値を大きく引き上げた。

 ウォルター氏は、史上最高額の年俸総額だけでなく、データ解析部門の強化、食事管理、最新リハビリ設備の導入などにも惜しみない投資を行っている。ドジャースも元はオマリー家の家族経営だったが、90年代後半に資金的な限界を理由にFOXに売却していた。その後ドジャースはウォルター氏がオーナーになるまで覇権から遠ざかっていた。

続きを表示

「ドジャース」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年6月19日のニュース