藤川阪神、49年ぶり屈辱の5試合連続逆転負け “命綱”の救援陣がまた打ち込まれ…延長10回力尽きる

[ 2025年6月15日 05:15 ]

交流戦   阪神4―5楽天 ( 2025年6月14日    楽天モバイル )

<楽・神>9回、マウンドで声をかける藤川監督(中央奥)(撮影・尾崎 有希)
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 阪神は14日の楽天戦で、今季両リーグ最長5時間10分の末に延長10回サヨナラ負けし、今季ワーストの5連敗を喫した。全て逆転負けでの5連敗は、1976年以来49年ぶり。先発の大竹を5回1失点で降ろした早めの継投策が裏目に出た。2点リードの7回に桐敷がつかまり3失点。逆転されたのが最後まで響いた。このカードは23年から6連敗。藤川球児監督(44)は今季最短の20秒で会見を打ち切った。

 藤川阪神の負の連鎖が止まらない。またも、リリーフ陣がつかまった。誤算は2点リードの7回に救援した桐敷。先頭の中島に二塁打を浴びると、代打・鈴木大に四球、村林に適時打を浴びて1点差に迫られた。3人には追い込みながら、最後の1球の精度を欠いた。満塁から浅村に同点左前打を浴びて1死も取れずに降板。代わったネルソンは、渡辺佳に犠飛を許し試合をひっくり返された。

 4失点した10日西武戦に続く救援失敗に、桐敷は「本当に自分がまたやってしまったので。切り替えて頑張るしかない。頑張ります」と敗因を背負った。降りしきる雨の悪条件を「言い訳にできない」と、責任のベクトルを全て己に向けた。

 9回に追いつく粘りを見せたが、延長10回に力尽きた。岩貞が2死から小深田、黒川、石原に3連打を浴び、今季3度目のサヨナラ負け。今季両リーグ最長5時間10分のゲームが幕を閉じた。打たれた左腕は「これだけ長い試合で敗戦につながる投球をしてしまって申し訳ない」とうなだれた。

 5回1失点、88球の大竹をスパッと降板させた継投策が裏目に出た。交流戦に入り、序盤戦で成功の連続だった早めのリレーに陰りが出ている。49年ぶりになった全て逆転負けでの5連敗のうち、ブルペン勢に黒星が付くのはこれで3度目。5月まで月間1点台を誇り快進撃を支えた救援陣の防御率は、6月に入って3・51と急悪化している。6日に頭部に打球を受けた石井の離脱も響く。

 藤川監督は「明日(15日)ですね。とにかくしっかり。ファンの方もしっかり応援してくれている中で、選手たちも必死にやっていますから。明日、しっかりみんなで頑張ると。それに尽きます」と語り、今季最短20秒で会見を打ち切った。

 9回1死満塁では、途中出場の梅野に代えて糸原を代打起用する勝負手で、同点の押し出し四球をもぎとった。その裏の守りでは、1死二塁、ゴンザレスの3球目にマウンドへ足を運び、不安定な漆原に「どんどん勝負をするように」とハッパをかけた。手を打ちながら勝利に届かない。今は我慢の時だ。(倉世古 洋平)

 ≪76年8月以来の球団ワーストタイ≫
○…阪神は10日の西武戦から5試合連続の逆転負け。同様のケースは76年8月1日から6日にかけて
日回スコア→最 終相手
1(4)2―1→3―4巨人
3(7)1―0→1―3広島
4(1)1―0→1―3広島
5(4)1―0→3―8広島
6(4)2―0→5―6中日
<スコアは()数字の攻撃イニング終了時点>
の5試合連続で喫して以来49年ぶり2度目。なおチームは、この5連敗を含む9連敗で球団ワースト記録(当時)を更新している。

 ○…楽天戦は23年の3回戦から24年の3戦全敗を経て6連敗。阪神の交流戦の同一カード連敗では、西武戦の09年2回戦~10年3回戦、楽天戦の12年4回戦~14年1回戦の各6連敗に並ぶ球団ワーストとなった。

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